国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech)
会期:1月30日(水)~2月1日(金)
会場:東京ビッグサイト東4~6、会議棟
主催:nano tech実行委員会
運営:JTBコミュニケーションデザイン
出展者数:359社(海外197社)
来場者数:4万3622人(同時開催展含む)
同時開催展:他12展同時開催

省エネ技術探す研究・開発者たち

 「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech)」には、ナノテクの最新技術を求めて企業の開発担当者や大学の研究者が訪れた。同時開催の「SURTECH表面技術要素展」と行き来する来場者も多かった。

 会場で人気を集めたのは、省エネ化や環境対応、安全などに配慮した技術だ。コーヒーフィルターや壁紙に使用される湿式不織布を扱う廣瀬製紙(高知県土佐市)のブースには、中国や韓国でPM2.5関連のフィルターの需要が拡大していることを受けて、海外のバイヤーが多く立ち寄った。

 静電気で液体を霧にする技術をコーティングに応用したエレクトロスプレー法を展示したアネスト岩田(横浜市)の久保昌大主任は、「人体に優しい、滑りがいい、など色とは関係ない機能を求める声が多い」と話す。塗料業界最大手の担当者も多数訪れたようで、「来場者は多くないが、電子や医療、自動車などの確度が高い研究者と話すことができた」(久保氏)という。

 新商品を売り込むだけでなく、研究者との意見交換の場として活用する出展者も多い。高級陶磁器のノリタケカンパニーリミテド(名古屋市)の木内貴浩主事は「来場者のニーズや感触をつかむことが出展の一番のメリット」と話す。研磨剤メーカーのフジミインコーポレーテッド(岐阜県各務原市)も、新素材のリン酸チタンについて「想定外の貴重な意見が聞けた」(福原俊介課長)という。

 ただ、「来場者が減った」と感じる出展者も多く、昨年に比べて海外からの来場が減少したとの指摘もあった。米中貿易戦争の影響から半導体やハイテク市場が踊り場を迎えている影響を受けたとみられる。


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