来場者のメインは 技術者・経営者[口コミ]@オートモーティブワールド 後編
- 2019/2/10
- RX Japan(アールエックス ジャパン), オートモーティブワールド, 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 自動車・バイク
軽量化のニーズ目立つ
三協オイルレス工業(東京都府中市)
昨年は海外からの来場者が多く、言葉の対応で困ったが、今年は外国人が少なかった。
機械部品の設計・製造・販売を手がけている。来場者は自動車メーカー、自動車部品メーカーが中心だが、「これは何に使うのか」といった基礎的な質問も目立った。営業に来る部品メーカーの担当者も多かった。
顧客ニーズは軽量化。薄くて強度のある鉄板、いわゆるハイテン材(高張力鋼板)を求めている来場者が多かった。それに対応できる機械設備も用意している。
ブース来場の3割が外国人
アズワン(大阪市)
クリーンルームなどチリやホコリのないところ向けの手袋などを展開。半導体業界では静電気除去対策商品の問い合わせが多いが、自動車業界は切創事故を防止する手袋にも関心を示す人が目立った。
ブースを訪れる人の3割近くが外国人で、特にインドや韓国からの来場者が多かった。
音声技術でゲームから車へ
CRI・ミドルウェア(東京都渋谷区)
音声に強みを持つメーカーで、売り上げはゲーム業界が6割を占める。スマホゲームの売り上げトップ100中30ゲームで我が社が音声を担当している。
この技術を自動車業界に横展開することを検討している。自動運転の技術が進展すれば、今以上に警告音などのサウンドが求められるからだ。例えば、従来はウィンカーを出しながら自動車をバックさせると、ウィンカー音が消える。部品メーカーで統一されていないからだ。それらを一括制御する技術を自動車メーカーと組んで進めようとしている。
意外なニーズとしては、EVでエンジン音に替わる何らかのサウンドを鳴らしたいという声をもらった。
自動車大手各社が来場
イノアックコーポレーション(名古屋市)
部品と素材の両方を扱う。発泡体をPRするよい場と思い初出展。来場者は自動車メーカーが非常に多く、トヨタ、日産、ホンダの担当者が一通りブースに来た。
業界ではどんどん軽量化が求められているので、発泡素材の注目度は高い。EV車はバッテリー電池を積むために相当重くなるが、他の部品を軽くすれば燃費が良くなり走行距離も延びて省エネになる。ドローンのプロペラでの需要も伸びている。
ブース来場者は1日当たり800人くらい。素材と部品をあわせて見せると分かりやすくて興味を示してくれる。
ネプコン ジャパン
2019年1月16日(水)~18日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン
人とくるまのテクノロジー展
2019年5月22日(水)~24日(金)
@パシフィコ横浜・展示ホール
主催:(公社)自動車技術会
JPCA Show
2019年6月5日(水)~7日(金)
@東京ビッグサイト 西1~4、会議棟
主催:(一社)日本電子回路工業会
JASIS
2019年9月4日(水)~6日(金)
@幕張メッセ
主催:(一社)日本分析機器工業会他