感染症と人手不足への対策に関心集まる [口コミ]@JapanマーケティングWeek夏 前編
- 2020/10/8
開催日程:2020年9月2日(水)〜4日(金)
会場:東京ビックサイト 南1〜4
主催:リード エグジビジョン ジャパン
出展者数:非公開(9/15電話確認・吉葉)
来場者数:1万5249人
販促・マーケティングに関わる商材を集めた「JapanマーケティングWeek」では、新型コロナウイルス感染拡大により変化した働き方や、新しいPR方法、その他感染症対策や人手不足対策に関する商材が注目を集めた。セルフレジなどの非接触型の商材の他、遠隔接客サービスなど、リモートとは親和性が低いと思われていた接客業でも活用できる新しいシステムや商材の展示が目立った。人手不足対策にも有効なため関心が集まった。
目的意識を持った来場者が多い印象
松本印刷(静岡県榛原郡) 石川雅彦さん
今回が5回目の出展。来場したのはホテル業界、広告代理店、店舗、家電メーカーなどの関係者。同業の印刷会社の姿もあった。目的意識を持っている来場者が多い印象だ。2日間で150社ほどと名刺交換、そのうち2割ほどと具体的な話になりそうだ。 アクリルパーテーションの「エチケットボード」、高透明度のPET製スクリーン「エチケットスクリーン」を展示。デザイン性のある印刷をすることで、無機質な感染症対策ツールが広告スペースや空間演出ツールにもなる。来場者からは、他では見ない商品、これからの時代にあった商品だという声が聞かれた。公園の中の売店、マンションのモデルルームなどへの設置の相談を受けた。式場からの要望を受けて開発した結婚式対応の飛散防止パーテーションも注目された。
来場者からコラボの相談あり
NAロット(東京都台東区) 数井宏一郎さん
印刷用粘着シートの輸入販売を行っており、単独では初出展した。印刷物を内製化でき、糊残りしない、水や熱に強いレーザープリンタ用印刷粘着シートと、静電気で粘着するシートをPRした。来場したのは印刷屋、デザイン関係、不動産、飲食、メーカーなど。商材自体が業種を限定しないので幅広い。100社以上と名刺交換ができた。そのうち2〜3割と具体的な話になりそうだ。
ある不動産会社の関係者は、管理物件用の貼りものを内製化できるものを探していた。プリンタ会社からはコラボしたいという相談があった。予想に反して初日から人出があり、当初予定していた配布サンプルや資料では追いつかない状況だった。
非接触の商材を探す来場者多い
トマトランド(東大阪市) 小沼和弘さん
スマートデバイス関連事業を行っており、出展するのは3回目になる。スマートデバイス用の筐体(きょうたい)をアピールした。特に関心が集まったのはセルフレジ対応だ。近年は人手不足による省力化の需要が高かったが、今年は非接触というキーワードで探しているようだ。客自身がタッチパネルで注文を入れてセルフ精算するので、もちろん省人化にもなる。来場者は販促プロモーション、イベントなどの関係者が多い。非接触のものを探している印象だ。 例年より来場者は少ないが、目的意識がある来場者が多いと感じている。2日で70社ほどと名刺交換。このうち1割ほどと具体的な話になりそうだ。
遠隔接客サービスに来場者が驚く
タイムリープ(東京都千代田区) 代表取締役 望月亮輔さん
6月にリリースした遠隔接客サービスをPRした。常駐スタッフを減らせるので人件費削減になる。今まで接客業はリモートワークできないと思われていたが、新しい働き方として提案できる。来場者はこんな仕組みがあるのかと驚いていた。感染症対策にもなる。大手のホテルチェーンや商業施設の関係者が来場した。新しい商品を探している人が多い印象だ。150社ほどと名刺交換ができた。ニーズとしては、ECサイトと接続したいという声があった。商品について詳しく聞きたいとき、専門家につながって話を聞けるようにしたいという。無人のブースに設置するなど、展示会とも親和性が高いかもしれない。