環境に配慮した商材に関心集まる[口コミ]@ファッションワールド 東京 前編

展示会名:第8回 国際ファッション ワールド 東京 2021 春
会期:2021年3月23日(火)~25日(木)
会場:東京ビッグサイト 西展示棟
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:250社
構成展:第8回 アパレルEXPO、第8回 シューズEXPO、第8回 バッグEXPO、第6回 アクセサリーEXPO、第6回 生地・素材EXPO、第6回 ファッションOEM EXPO、第1回 サステナブルファッションEXPO

 あらゆるファッション商材が一堂に会するファッション展示会「ファッションワールド 東京」には、アパレルメーカーやブランド、小売店、ECサイト運営者、商社などが来場した。ウエア、バッグ、シューズ、アクセサリー、雑貨、素材などのメーカー・商社・デザイナー、システム・サービスなどが出展。業界のトレンドである「サステナブル(持続可能な)」が注目を集め、環境に配慮した商材に関心を寄せる人が目立った。また、業務効率化を図るクラウドサービス、感染症対策にも注目が集まった。新型コロナウイルスの影響でアパレル関連の展示会が中止になる中、生の情報を求める来場者が多く、手応えを口にする出展者も多かった。


来場者数は少ないが、深い話ができた

白鳥繊維工業(香川県東かがわ市)

 手袋を企画から製造・販売しており、この展示会には初めて出展した。我が社にはオリジナルブランドもあるが、OEMが売上の8割以上を占め、小売業や企画会社の新規OEMを探すため出展した。

 今までは服飾雑貨業界との取引が多く、ブースを訪れたのも既存顧客がメインだったが、これまでまったく接点のなかった、釣り道具やバイク、自転車メーカーなどと話をする機会があったのが収穫だ。情報収集や売り込みの来場者が少なく、具体的な条件など、踏み込んだ話が多かった。その意味では、来場者数は少ないが、深い話ができた。名刺交換枚数は1日30枚ほど。緊急事態宣言解除後すぐの開催だったため、来場者は少ないと思っていたが、予想より多く、まずまずだ。

 来場者の需要としては、やはりマスクなどエチケット関連、ヘルスケア関連の商材だ。今はドアノブやつり革を握りたくない、エレベーターのボタンを触りたくないといった理由で、手袋の需要は伸びている。特に抗菌、抗ウイルスの手袋は注目してもらえた。


名刺交換した20~30枚の中から1割つながれば大きい

丸安毛糸(東京都墨田区)

 ニット製品を製造しており、オリジナルの糸の販売とOEMの提案、また新型コロナウイルスの影響で新規顧客と出会う機会がなくなっていたため、この展示会に初めて出展した。ターゲットはアパレルメーカーや、セレクトショップなど自社で企画している会社などだ。

 ブースにはアパレル、ベビー服、ペットウエアなどさまざまな業界の関係者が訪れた。販売系もセレクトショップから、通販・ネット系など幅広く、新たな出会いがあり、出展してよかった。ニット業界は古い業界で、携わる人の高齢化により、ニットに詳しい人が減少しているという問題がある。小規模なアパレルメーカーからニット製品のノウハウがないという声が聞かれた。

 アパレル業界のトレンドは『サステナブル』で、来場者の需要でもある。「サステナブルな素材はどれになりますか?」という質問もあった。手応えは会期後でないと分からないが、空振りではないと感じている。交換した名刺は20~30枚で、そのうちの1割とつながれば大きい。新型コロナの影響でこの1年人と会うことがままならず、生の声を聞く機会がなかったので、皆情報に飢えていると感じる。


名刺交換したのは30枚ほど

太閤染革(埼玉県草加市)

 爬虫類専門の皮革製造業者でこの展示会に出展するのは2回目となる。今回はカラフルなヘビ革を展示した。「こんな色があるんだ」など、新鮮な反応があった。反響は結構大きい。ブースにはブティックの経営者や、小規模店舗の関係者が訪れた。1枚から売ることができるため、在庫を抱えたくない店舗が関心を寄せていた。爬虫類の皮をなめす会社は国内に6社しかないが、1枚から取引できるところは珍しいようだ。

 来場者からは、財布やバッグを作りたい、革の職人を紹介してほしいなどの要望もあった。意外な需要としては、シューズのワンポイントとして使いたいというものがあった。最終日は、特に来場者が多く、今後に期待したい。今回は、素材よりも製品を求めている人が多い。名刺交換したのは30枚ほどだ。


大手、個人の雑貨店、ECショップなどが来場

中本製作所(神奈川県厚木市)

 鈴やガラス製品を製造をしており、アクセサリーのオリジナルブランドを立ち上げ、お披露目の場として、この展示会に初めて出展した。ターゲットは小売店、卸などだ。ブースには百貨店、小売店、卸業などさまざまな層が訪れた。来場者の需要は、マスクをしていてもおしゃれができるもので、新型コロナ下ではピアスやイヤリングの売上が伸びていると感じる。

 大手、個人の雑貨店、ECショップ関連など、さまざまな人から話があり、手応えはある。交換した名刺の枚数は1日に20~30枚だ。


異業種との出会いに出展のメリット感じる

木村(神戸市)

 靴の総合商社で、この展示会にはここ数年、春と秋の年2回出展し、今回で10回目となる。今回、シューズ業界関係者はほとんどおらず、ブースを訪れるのは主にネット通販やアパレル、雑貨などの関係者だ。この展示会では異業種とつながりたいと考え出展しているので、狙い通りといえる。新型コロナの影響で出歩かなくなり、靴業界全体の景気が悪いため、その影響かもしれない。また中国からほとんど出展しないので、来場の意味を感じないのもあるだろう。

 しかし繊維業界やホームセンター系店舗など、異業種がシューズを作ろうとする流れはあり、その点で出展のメリットを感じている。アニメや映画とコラボしたレインシューズを作りたいという意外な要望もあった。新たな出会いがあるので定期的に出展するべきだとは思うが、来場者が少ないのはやはり残念だ。名刺交換枚数は30枚ほどで例年並みだ。

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