中小事業者の出展が中心[口コミ]@食と農の商談会 後編
- 2020/6/23
海外バイヤーと話ができた
秩父ファーマーズファクトリー(埼玉県秩父市)
ワイナリー。名刺交換は50人ほどで、新規は半分ほど。埼玉県内の居酒屋、卸、流通、デパート、飲食店が来場の中心だ。ウイスキー樽で仕込んだワインが注目を集めた。国内ではまだあまりないと思う。試飲はおおむね好評、来場者は珍しいものを探しているようだ。今回は輸出がキーワード。まだどうなるか分からないが、来場した海外バイヤーとも話をした。国産のぶどうを使った日本ワインの可能性はある。埼玉の特徴は、東京へのアクセスがよく、ビジネスチャンスが多い場所だ。
味よりも色を求める人も
鹿光生物化学研究所(埼玉県八潮市)
食品に関する開発支援サービスを行う。名刺交換したのは天然由来の色素を探している食品メーカーを中心に人ほど。食品に色をつけたいという相談は多く、具体的にはビールに桜色をつけたいという相談や麺類に色をつけてみたいというもの。カラフルなものはSNS映えするため、味よりも色が注目されているという面もある。色は差別化に使えるので、注目されているのだろう。消費者も色がきれいな食品を受け入れている。一番需要のある色素は黄色だ。40年以上前から色素を作っており需要はある程度あったが、ここ数年特に高まっている。
外食、ギフトのバイヤー多い
NOKA(埼玉県深谷市)
通常の深谷ねぎよりも付加価値とブランド力のある新戒ねぎを試食でPRした。20人ほどと名刺交換をし、2人ほどと具体的な話につながりそうだ。外食とギフト関係の来場者が多く、8割が企業だ。物量に限界があるので、余裕があれば来年も出展するが、どうなるかは分からない。ねぎの他にも、新戒産としてブランディングできる農産物を作りたい。このあたりは黄色いとうもろこしを作っておらず、花粉が飛んでこないので、白いとうもろこしがブランド化できるのではないかと思っている。
給食協会や和食店の姿も
ホビーファーム平永(埼玉県加須市)
小魚「ホンモロコ」の認知度を上げるために出展した。琵琶湖原産の小魚だが、埼玉県が生産量トップ。試食は好評で、関西だと高級魚だ。来場者は30~40人。学校給食協会や、東京の和食店、地元スーパーなどがブースに訪れた。現在は自宅と直売所のみでの販売で、まだ流通しておらず、スーパーに卸すのは現実的に難しい。そもそもロット数に対応できない。また、取引価格が安くなると、価値のあるものにできないが、給食には取り入れてもらいたい。子供たちにこそ食べてもらいたいと思っている。
スーパーマーケットトレードショー
2021/2/17(水)~19(金)
@幕張メッセ 全館
主催:スーパーマーケットトレードショー実行委員会
FOODEX
2021/3/9(火)~12(金)
@幕張メッセ
主催:(一社)日本能率協会、(一社)
日本ホテル協会、(一社)日本旅行協会、(一社)国際観光日本レストラン協会、(公社)国際観光施設協会