夜間外出禁止令が解除 @タイ・バンコク【6月20日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲ニューノーマルながらも、日常生活が戻ってきた

飲食店に人の流れ戻る

 タイでは、新規感染者が海外からの帰国者だけになり、規制は徐々に緩和され、週末になると観光地に多くの人が訪れるようになった。

 6月15日からは夜間外出禁止令も解除された。飲食店はアルコールの提供が可能になった。ただし、認められたのは居酒屋を含む一般飲食店のみで、バーなどの飲酒を専門に扱う店舗は営業が見送られた。

 日本人が経営する居酒屋も再開したが、「結局は赤字で厳しい。以前以上にお客さんが戻らないと存続も危うい」と話す社長もいた。

 夜間外出禁止の期間中バンコクでは、自作の料理でオンライン飲み会を楽しむ人も増えた。1回の飲み会で2000バーツ(約7000円)を払っていたが、オンライン飲み会だと500バーツくらい(約1700円)で十分楽しめるという。

 バンコクで和食は高級料理の部類に入る。日本から食材を輸入する経費が高い上、人気に便乗して料金が高騰していた。だが、必要でない限り店に行く気のない人も増え、経営者の苦悩はしばらく続きそうだ。

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