来場者減新型コロナの影響感じる[口コミ]@HCJ 後編
- 2020/6/16
システムの導入後回しに
パラダイムシフト(東京都中央区)
ソフトウェア関連のブースに出展。来場者は新型コロナの影響からか前回の半分以下にとどまった。その影響でシステム導入の話にもつながりにくい。ホテルのマーケティング担当者と出展者が主な来場者だ。来場者が最も関心を示すのは宿泊料金を自動で最適化するシステムだ。これにより担当者の業務軽減につながる上、空室ロスの削減や需要の取りこぼし防止ができ、新規宿泊客の獲得にもつながる。やはり利益を最大化したいというのはどこも一緒だ。
幕張開催 ホール横並び分かりやすい
東英商事(東京都豊島区)
厨房備品を輸入販売する。来場者は大手飲食チェーンからレストラン、個人の飲食店、弁当屋まで幅広く来ている。少ないながらも新規は多かったので、感触は悪くない。名刺交換は1日約100枚。来場者が関心を示したのはデリバリー用のケータリングバッグ。大手よりも個人店の方が興味を持ってくれる。また、需要が高まっているのは衛生関連だ。カップやふたに一切触れず一つずつ取り出せるケースを展示したところ、かなりの手応えがあった。この展示会は、ホールが横並びで移動しやすく分かりやすいのがいい。東京ビッグサイトはホールがあちこちにあり、ごちゃごちゃしている感があってやりづらい。
引き合い減少
信濃化学工業(長野県長野市)
主に病院や福祉施設向けの食器を扱う。出展当初は多くの引き合いがあったが、近年は新規来場者が減少し、引き合いも減っている。昔から比べると、海外来場は増えているが、今回は新型コロナウイルスの影響で少なかった。以前は栄養士もよく来ていたが、人手不足で業務から離れられないのか、あるいは他の展示会に流れているのか、来場が減少している。新製品をアピールしたいのだが、狙いの来場者でなければノウハウをさらけ出すだけになる。名刺交換は一日に30~40枚程度、手応えは微妙だ。
インバウンドサービスはおまけ
吉香(東京都千代田区)
通訳・翻訳・外国語人材派遣サービスを行う。昨年試しに出展したらいい案件につながったので、今年も連続で出展した。昨年は、電話の翻訳アプリを用いた多言語コールセンターのサービスで、外国人観光客がよく訪れる飛騨高山のホテルと取引が始まった。今回はインバウンド向けの翻訳・通訳サービス全般をアピール。興味を持ってくれるのはレストランの関係者。メニューを多言語化したいという需要は多い。この展示会はホテルとレストランがメインで、インバウンドサービスはおまけのような扱い感がある。会場も端の方だ。そうした印象を取り除いてもらえたらありがたい。
フードシステムソリューション 2020/10/7(水)~9(金)
@東京ビッグサイト 青海展示棟
主催:フードシステムソリューション実行委員会
東京インターナショナル・ギフト・ショー
2020/10/7(水)~9(金)
東京都産業貿易センター浜松町館
主催:ビジネスガイド社
観光・ホテル・外食産業展 HOKKAIDO
2020/10/28(水)・29(木)
@アクセスサッポロ
主催:(一社)日本能率協会