中国政府の環境基準への対応技術に関心[口コミ]@広州環境博覧会 後編
- 2020/10/18
環境保護関連企業や政府部門などの関係者が来場
CIC CQC 中认英泰检测技术(江蘇省蘇州市)
実験室向けの検査事業などを展開している。品質管理認証の1つ、中国品質認証センター(CQC)の検査研究所が中国全体に11カ所あるが、我が社はそのうち5つを所有、運営している。広州に新しく研究所を開設したので、その告知宣伝と、新しい業務内容を含んだブランドイメージ向上のために出展した。
環境保護関連企業、大学・研究機関、政府部門などの関係者が、1日100人ほど来場した。彼らの関心は広州の研究所での水質・土壌関連の検査内容にあったようだ。
協業についての相談受ける
万维盈创 WANWEI TECH(広東省広州市)
能動的知能検査と管理、ハードとソフト、ソリューションを一体化したシステムを扱っている。大きくは監視、管理、環境改善、サービスを一体化したものだ。政府機関、企業、代理商の関係者が来場した。
特に今回は代理商が多い印象だ。政府の要求にのっとったデータの取り扱い方法とハード、ソフトソリューションに関心があるようだ。またそのようなコンサルティングが行える協業体制を組むことができるかの相談もあった。
既存顧客のフォローのため出展
蓝蜂科技 河北蓝蜂信息科技(河北省石家庄市)
インターネットと連動した観測や検査と、異常値発生の場合のアラーム体制のソリューションを提供している。既存顧客との交流のため出展した。政府の環境保護部門や企業、研究所の環境保護担当者が来場。プラットフォームの新機能、新概念で何ができるか、どんな業務を取り扱うことができるかについて関心があったようだ。
コロナの影響、出展社の6割が広東省の企業
主催者 中贸慕尼黑展览(上海)有限公司(上海市)
今回のIE EXPO展示会の主催者。例年はアジア、特に中国華東地区が最も多かったが、今回は新型コロナの影響で広東省からの出展が多くなっている。およそ50~60%が広東省企業の出展だ。出展社は401社。政府部門、設計院、エンジニアリング会社、監視ステーション、下水プラント、科学研究機関、および化学、石油、製薬、電子機器、製紙、冶金、製鋼、セメント、食品、飲料、繊維、印刷、染色などの業界のバイヤーなどだ。污染、環境保護、汚水、ごみ関連設備業者、私営企業も近年多くなっている。来場者は水の関連が多いが、大気関連の比率が伸びている。これは政府部門も近年力をいれており、指標関連の施設やシステムが多く求められるようになったからである。
1日200~300人ほどが来場
上海森譜科技(上海市)
気体観測装置を扱っている。来場者は1日200~300人ほど。海外からの来場者は少ない。化学工場、自社で自主検査を行う企業、第三者検査機関の関係者がほとんどで、排放観測局、環境局などの関係者もいた。
重金属検査装置を見ている人が多い。近年は大気関連の規制が多くなったため、第三者機関や環境整備機関が小型で携帯するのに便利で、バッテリー持続時間が長い機器を求めているようだ。
排気、水処理などの関係者が来場
三和 萍乡市三和陶瓷(江西省萍郷市)
セラミック製の有機廃棄物吸着物質や高濃度排水処理、重金属吸着フィルターなどを扱っている。排気、水処理などの関係者が来場した。
吸着性能が高いこと、価格が合理的であることや、国家指標が年々上がり続けているのでそれに対応できることなどに関心を寄せていた。
ソリューションや設計に関心集まる
青岛纳博科环保科技(上海市)
VOC濃縮設備、除湿設備、活性炭繊維、排気ガス浄化剤などを扱っている。来場者の3分の1ほどはまだ技術を理解していないので、製品のアピールと会社概要の紹介、そして既存顧客との友好を深めるために出展した。
ブースには1日100人以上が来場した。プロジェクト企業、土地開発、自動車メーカー、印刷、塗装、半導体などの関係者が多い。ほとんどは我が社の関連設備を導入したことがなく、我が社のソリューションや設計に関心が集まった。
環境保護局や電力網設備の関係者が来場
斯万泰科 斯万泰科声学与振动技术(広東省広州市)
騒音と振動の測定機器を扱っている。環境保護局、電力網設備の関係者が来場した。社員の人体への影響を測ることを目的とした、工場の関係者の姿もあった。どの機器よりも小さく携帯に便利な製品が一番注目された。どの機器も標準にのっとっているかどうかを気にする人が多いようだ。精度、感度、機能のカスタマイズや付け加え可能かどうかも重要な点だ。