会場スペース1.5倍に[口コミ]@ケミカル マテリアル JAPAN 後編
- 2020/1/26
- パシフィコ横浜
出展者も顧客になる
ハチオウ(東京都墨田区)
化学系産業廃棄物を提案する。「化学物質管理ミーティング」だけでなく「先端科学材料・素材総合展」の来場者、あるいは出展者も顧客になり得るので、非常に良い。来場者は廃棄に携わる化学メーカーの担当者や、ラボを新設するにあたり情報収集に訪れるなど、会社によってさまざま。試薬・薬品・廃液の処理、工業用薬剤や原料、洗浄剤、農薬の廃棄、産業廃液など、化学と一口にいっても多岐にわたる。
会社の方針と合った展示会だ。場所は第1希望から第5希望くらいまで運営に伝えられるのだが、何度か出ているからか、「化学物質管理ミーティング」と「先端科学材料・素材総合展」の境目に優先的に出させてもらった。満足度は高い。
企業紹介要素が強い
ADEKA(東京都荒川区)
化粧品や樹脂関連など、部署ごとに出展した。来場者は化学材料メーカーが大半。業界の知り合いが訪れることも。新規顧客開拓はそれほど期待はしておらず、昨年、日本農薬(東京都中央区)のグループ会社になったことを周知する場でもある。1日の来場者は200人程だった。
化学材料メーカーを集める展示会で、会社紹介を目的にグループで出展する企業は多い。半導体や自動車など、市場のコンセプトがないため、企業紹介要素が強くなる。本気で素材を探す人もいるが、情報収集やセミナー目当てが多い。出展者も来場者も、化学関連のメーカーという感じ。
ターゲット層来場せず
ネットアンドプリント(福島県郡山市)
来場者はSDGs関連のネタを探す人が目立った。化学メーカーの工場担当者に来てほしかったが、多くなかった印象。手応えも微妙。来場者とターゲットがずれていた。
例年、幕張で包装系の展示会に出展するが、今年は地理的な問題で幕張よりも横浜の方が集客が見込めるという意見が上がり、こちらに参加してみたが、なかなか厳しい。
他業種の来場者が欲しかった
昭和電工(東京都港区)
来場者は化学メーカーがほとんど。化学に特化している分、業界の人と情報交換できる。
テーマは絞りづらい。化学といってもさまざまな産業とつながりがあり、どこかの業界に絞らないと、結局は来場者も化学メーカーが中心になってしまう。来場者としても、テーマ性があったほうが来場しやすいのではないか。他業種の来場も欲しい。主催者としては、テーマ付けすると出展者が出展しづらくなると懸念しているのかもしれないが、出展する側としては業界外の来場者も呼んでほしいというのが本音だ。
インターネプコンジャパン
2020年1年15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト 西・南展示棟
主催:リード エグジビション ジャパン
ifia JAPAN
2020年4月22日(水)~24日(金)
@東京ビッグサイト 青海展示棟A・B
主催:食品化学新聞社
接着・接合EXPO
2020年5月13日(水)~15日(金)
@インテックス大阪
主催:リード エグジビション ジャパン