会場スペース1.5倍に[口コミ]@ケミカル マテリアル JAPAN 前編

展示会名:ケミカル マテリアル Japan 2019
会期:2019年9月18日(水)・19日(木)
会場:パシフィコ横浜 ホールC・D
主催:化学工業日報社
出展者数・小間数:177社・278小間

 今回で2回目の開催。さまざまな分野の化学メーカーが出展した。化学メーカー、化学関連の卸業者を中心に、自動車・家電・住宅など各産業の研究機関、学生らが来場した。化学産業領域を対象とした国内唯一の総合展示会で、「先端化学材料・素材総合展」、「化学物質管理ミーティング」、「産業安全フォーラム」の3展で構成される。


会場最奥では来場者少ない

inQs(東京都港区)

 初出展。来場者は化学メーカーが中心。製紙会社や商社の姿もあった。扱う製品が珍しいため、興味を持つ人が多かった。手応えを感じており、最も来てほしかったプラント関係とも話ができた。

 気になったのはブースの場所だ。会場の最も奥で、人が少なかった。話し込めたのは2日で50~60人くらい。


ターゲット絞りづらい

保土谷化学工業(東京都中央区)

 化学品メーカー、化学品商社が来場。メーカーの方が多い。名刺交換は、昨年は290枚。今年は300枚以上なのでまずまず。

 ターゲットが絞りづらく、営業はやりづらい。化学という市場の中に電子や自動車があるので、マッチングしにくいのがもどかしい。

 海外来場者はほとんどないが、日々の営業活動では海外からの引き合いが増えた。電子材料は先進国から、機能性樹脂は後進国を含めて世界中から引き合いがある。日本製の素材は信頼度が高い。電子材料は特に求められる。


年間営業の要

江守情報(福井県福井市)

 化学物質の管理ソフト。この展示会が我が社の目的に合致しているので、他の展示会には出なくなった。ここに出ていれば全て事足りる。グループ会社の1社は例年、この展示会にかけている。ここで知り合った人に対して1年かけてフォローする。今回も、2日で50~60社、だいたい2~3人で来るので人数でいえば100人以上と濃い話ができた。

 いつもなら翻訳会社やブース装飾会社が営業に来るが、今回はほぼいない。


会期 2日間では少ない

東亞合成(東京都港区)

 来場者は化学メーカーが中心。塗料や接着剤の原料を探す人がブースに来た。競合他社など、同業者が多い。「接着・接合EXPO」には自動車、家電、建材メーカーが来るが、ここには異業種の人はいない。商談よりも、新製品をテストでPRする場には向いている。

 会期が2日間しかないのが残念だ。できれば金曜日も含めた3日間にしてもらえるとありがたい。

 来場者からは天然素材の原料が求められる。数年前まで、金額が高くて採用されなかったが、環境への配慮からか、今は高価でも天然素材を用いたいという声が多い。


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