自治会など民間レベルの関心高まる[口コミ]@危機管理産業展 後編
- 2020/1/26
- 危機管理産業展, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
1日50人ほどと名刺交換
I・T・O(大阪府東大阪市)
ガス供給機器の販売を行っている。初出展の今回はライフラインとなるガスの復旧システムを展示した。保存性に優れたLPガスから、都市ガスと電気を作り出す装置で、災害で電気と都市ガスが止まっても一定期間復旧させることができる。タッチパネルで操作でき、ガスの資格を持っていない人でも簡単に使用できる。
ガス関係企業や病院の担当者が来場し、1日50人ほどと名刺交換ができた。緊急時用の蓄電池を探す人も来た。
原発立地地域の町内会や自治会の関係者も来場
ナチュラルプロモーション(東京都台東区)
防災・減災関連商品を輸入・販売する。2回目の出展。放射性物質や有毒ガスをシャットアウトする防災型空気清浄機、シェルター、防塵手袋など災害対策の商材をPRした。警察、消防の関係者が多く来場した。原発立地地域の町内会や自治会の来場も目立った。助成金を活用しての購入を検討しているようだ。
地元の需要にあうものを探している印象。富裕層に商品を紹介したいというエージェントや、新築住宅への設置を考えている不動産メーカーも来場した。
大手企業の営業・総務 多数来場
アドテクニカ(静岡市)
ID・パスワード不要の安否確認システムを展示。社員数100人以上の大手企業の営業・総務が多く来場した。使い勝手や価格に関する相談を受けた。1日あたり50社強と名刺交換ができ、そのうち4社ほどとつながりそうだ。
業務連携の相談も多数
ミエルカ防災(東京都千代田区)
出展は9回目になる。気象庁の緊急地震速報と、全国の拠点にある現地地震計から初動波を捉えて事前速報するサービスをPRした。
警備会社、防災ソリューション会社、アプリ開発会社から業務連携の相談が多かった。介護施設や幼稚園など、社会的弱者がいる施設に設備を提案する業者も来場した。
自治体やマンション管理会社が来場
シーンズ(東京都港区)
ポータプル蓄電池の製造を行っている。災害時に、情報入手をスマホに頼っている人が多いため、主にスマホの充電に使われるものだ。来場者は自治体の関係者が多かった。災害対策担当者がBCP対策として訪れた。自治会や、マンション管理会社の関係者も来場し、熱心に話を聞いてくれた印象だ。
この展示会への出展は商品を見てもらうことが目的で、名刺交換はほとんどしておらず、商談もしていない。
震災対策技術展
2020年2月6日(木)・7日(金)
@パシフィコ横浜
主催:「震災対策技術展」横浜実行委員会
SECURITY SHOW
2020年3月3日(火)~6日(金)
@幕張メッセ
主催:日本経済新聞社