マッチングサービスを初導入[口コミ]@国際福祉機器展 前編
- 2020/1/25
- 国際福祉機器展, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
会期:2019年9月25日(水)~27日(金)
会場:東京ビッグサイト 西・南展示棟・会議棟・レセプションホール
主催:(福)全国社会福祉協議会
出展者数:438社
46回を迎え、福祉関係者、建築・設計関係者、製造業、販売業、行政、福祉・介護・医療・工学系学生、介護が必要な人を家族に持つ一般客が来場する。福祉機器メーカー、日常生活支援用品メーカー、施設向け各種サービス、建築・住宅設備に関連する企業が出展した。デンマーク発のビジネスマッチングイベント「Care Ware Japan」が今年から始まり、ガイドがツアー参加者を募り出展企業と意思決定者をつないだ。
来場者 幅広い
山崎産業(大阪市)
一般の来場が非常に多いので、大勢に見てもらう点では有意義だ。「バリアフリー展」と来場者層は似ていて、福祉関連のメーカーや商社、販売店、学生らが幅広く訪れる。即効性はないが、繰り返し出ることに意味がある。知名度の高まりも強く感じる。
今回は手すりを主にPR。福祉用具の専門店が取り扱うことが多く、介護保険の関係で、許認可がないと福祉機器は販売できない。施設はすでに手すりがついている場合が多く、一般家庭での購入がほとんど。
一般の来場者多い
東和モータース販売(東京都杉並区)
施設向け福祉車両を扱う。来場者は一般来場者が圧倒的に多く、宣伝のために出展している。その他は介護施設や病院が中心。長年出ているが、取引につながることも多い。外国人も来るが、海外は規制もあるため取引に至ったことはない。
あらゆる福祉関係者に知ってもらえることがメリット。ただ、客層が幅広く、車両を必要とする人を探す難しさも感じる。認知やPRの場と割り切っている。
入場料無料で来場者多い
トンボ(岡山市)
15回連続出展で、運営から表彰された。規模が大きく商売につながりやすい。来場者は福祉施設や在宅サービス、病院、リハビリセンターなどが中心。あとは代理店。
大規模で、来場者からの声も製品開発に生かすことができる。展示会によっては入場料を取るが、ここは無料で来場者が多い。出展する側からするとうれしい配慮だ。伸び縮みする素材の介護ウェアが人気だ。デザインが人気だ。医療と介護のウエアの融合が進んでいる。
足踏み健康機 3日で20台売れる
アテックス(大阪市)
個人来場者、施設、病院関連などが来場する。東日本大震災後に節電対策用として開発した快眠マット「SOYO」が介護業界で売れており、3年前から出展を続けている。
足踏みする健康器具展示し、3日間で20台が売れた。中には海外からの来場者もあり、韓国の福祉機器メーカーはサンプルとして購入した。いずれの製品も引き合いが多く、かなりの手応えを感じている。この展示会を通じて、想像以上の福祉機器の市場の大きさを感じた。入り口付近のブースで多くの来場者に恵まれた。