目立つ省力化・省工数化

住宅、ビル、商業・公共施設など建築物の建築総合展。建材や住宅設備、ビル管理、リノベーション、AI(人工知能)・IoT(モノのインターネット)関連技術などが出展し、来場者はハウスメーカー、工務店、リフォーム会社、不動産会社、設計事務所、ゼネコン、サブコン、商業施設関係者、ビル所有者、専門商社など多岐にわたる。東京と大阪の2カ所で開催される。来場者数は前回比19%増の2万8465人だった。
建設現場の人手不足解消が大きなテーマになる中、AIやIoTなどの技術で省力化できる製品やサービスが多数出展。省工数化につながる建材や工法にも注目が集まった。

住宅・ビル・施設Week

【開催概要】
会期:12月12日(水)〜14日(金)
会場:東京ビッグサイト 東6〜8
主催:リードエグジビションジャパン
出展者数:410社
来場者数:2万8465人
併催:[高性能]建材・住設 EXPOスマートビルディング EXPOAI・スマート住宅 EXPO施設リノベーション


ゼネコン大手と接点持てた
コバックス(大阪市)

新規顧客開拓のため初出展した。竹中工務店などのゼネコン関係、建材加工メーカーなどと良い話ができた。建築関連を専攻する学生さんの姿もあった。ブースに来たのは1日当たり100人くらい。大手ゼネコンのほか、パナソニックなどのメーカーとも名刺交換させてもらった。


人手不足を解消ニーズ目立つ
ニチフ(東京都港区)

ゼネコン、サブコンの来場が目立った。当社のコネクタで、現場の作業工数が減らせることを提案した。最近はどの展示会でも、人手不足を解消する商品やサービスが目立つ。今回は、昨年に比べて電気関係の出展者、来場者共に少ない気がした。


中国人の不動産業者も来場
アババイ(名古屋市)

建設業界に特化してホームページを制作している。ブース来場者は工務店のほか、ハウスメーカーも多かった。目立ったのは中国人の不動産業者。デベロッパーなのか、日本に不動産を持つ企業なのかなどはわからない。会期3日間でアンケートの回答が30件、しっかり話し込めたのが30人くらいだった。


初出展で手応え
オートドア・メンテナンス(静岡県沼津市)

自動ドアの保守・点検・修理を手がけている。神奈川県や東京都に販路を広げるために初出展した。3日間で1000枚のパンフレットを配布し、それなりに満足している。目立った来場者はビルの管理会社、施工会社、ビルやマンションの施主などだった。自動ドアのモーターを扱う業者から取り引きしたいとの提案ももらった。
自動ドアはセンサー技術の発達で非常に安全になっている。今は自動ドアの事故はほぼない。とにかく自動ドアはセンサーが肝だ。


散水システムに注目集まる
イーエス・ウォーターネット(東京都多摩市)

スプリンクラーなどの販売・施工を手がけている。ブースには設計事務所や商社、メーカーなど幅広い層の人が来場した。
多くの来場者が興味を示したのは屋根散水システムだった。またブースで解体工事業者から声をかけてもらい、意外なニーズを知ることもできた。解体現場に舞い散る粉塵を、散水によって抑えることができるという。またJRはスプリンクラーで温水を散水して高架の積雪を防止する取り組みを始めたそうだ。
IoTを使った遠隔操作システムなどもあるが、農業従事者は高齢者が多く、製品の良さを伝えるのに苦戦している。


IoT関連の反響大きかった
渡辺電機工業(東京都渋谷区)

来場者ではゼネコン、サブコン、デベロッパーの姿が目立った。反響が大きかったのは、IoTゲートウェイと無線ネットワークを活用した遠隔監視ソリューションだ。IoTゲートウェイとは、IoTデバイスをネットワークに接続するルーターのこと。簡単にデータ収集できる。
前回はメイン通りに面した良い場所で、ブース来場は3日で約400人だったが、今回は少し奥まった位置のせいか、3日で300人くらいだ。


設計事務所が来場
光明製作所(大阪府和泉市)

異業種、特に設計事務所や施工会社などの来場者と出会えたので良かった。今回、ブースのメインに据えたのは、施設の水道管の取り換え工事などで使う仮設配管のリース事業。従来の仮設配管は塩化ビニル製が多く、使い捨てていた。しかし環境保護や廃プラスチック問題といった観点から、ポリエチレン製の仮設配管をレンタルで使いまわす流れになってきている。


太陽光の蓄電システムにニーズ
ニチコン(京都市)

電子部品メーカーで、今回はじめて出展した。ハウスメーカーやゼネコンなど、建設系の企業が関心を持ってくれた印象だ。商社から商材として扱いたいという声ももらっている。ブースに来た人は3日間で約2000人。1000部くらいの資料を配布した。
展示物で注目を集めたのは蓄電システムだ。太陽光の余剰電力買取制度において売電期間満了を迎えた後に関心を持つ人が多かった。買取価格が今よりも下がるのは確実なので、これからは電力を「売る」よりも「貯める」という流れになっていくと思う。

【出展者が挙げた競合展示会】

JECA FAIR(電設工業展)

2019/5/22(水)〜24(金) @東京ビッグサイト 西1・2
主催:一般社団法人日本電設工業協会

住宅ビジネスフェア

2019/6/6(木)・7(金) @東京ビッグサイト 青海展示棟
主催:住宅ビジネスフェア実行委員会

猛暑対策展

2019/7/24(水)〜26(金) @東京ビッグサイト
主催:一般社団法人日本能率協会

リフォーム産業フェア

2019/7/30(火)・31(水) @東京ビッグサイト 西3・4
主催:リフォーム産業新聞社

IIFES(2019年より展示会名称変更。旧システムコントロールフェア)

2019/11/27(水)〜29(金) @東京ビッグサイト 西1〜4、アトリウム
主催:一般社団法人 日本電機工業会


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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