出展者数1000社突破[口コミ]@地方銀行 フードセレクション 後編
- 2020/1/25
- 地方銀行フードセレクション, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
来場者の声 聞きやすい
藤井製麺(香川県木田郡)
来場者数は「スーパーマーケット・トレードショー」の方が多いが、成約率はこちらの方が高い。声を掛けてくれるのはスーパー、百貨店のバイヤー、食品問屋など。全国から来ている印象だ。
この展示会は、直接客の声が聞けて良い。来場者の声を聞いたことがきっかけで、極太の讃岐うどんや、麺を小分けした製品も生まれた。スーパーや通販と取引が始まったり、既存客に新商品の提案もできた。名刺交換は2日目の午後で70枚くらい。
来場者少ない
澤口農園製茶工場(静岡県藤枝市)
製茶工場で、出展は4回目。来場者は小売店のバイヤーや商社が中心だ。来場者が増えてほしいというのが正直な感想。他の展示会であれば、通路が人であふれかえるが、この展示会でしっかり話し込めたのは2日で40人もいなかった。
緑茶を粉末にした製品への反応が良かった。回転ずしチェーンが増え、粉末状の緑茶が求められている。大手回転ずしチェーンのほとんどは、我が社の緑茶が導入されている。
また、キティちゃんとコラボしたギフト商品も開発し、新たな販路を開拓している。
来場者層、予想つかず
キャニオンスパイス(大阪府泉南市)
5年ぶりの出展。カレーを中心とした食品メーカー。生産で手いっぱいだが、少ない数から作るOEMのオリジナルカレーの売り上げが好調だ。また生産ラインを拡張する予定なので久々に出展した。主な目的はOEM先を探すことだ。
1000社以上も出展しているのに、人の流れがいまひとつだ。1階に出展したが、4階に人が流れていないと聞いた。「スーパーマーケット・トレードショー」はある程度、来場者は想定できるが、ここはどんな人が来るのか予想がつかない。手応えはある。
気になったのは、ブースの床だ。床面のコンクリートがむき出しの上、鉄板が敷かれているのでやりづらい。
成約率の高い展示会
グランプラス(千葉県八街市)
チョコレート菓子全般を扱う。ブランド商材の外販先か、バレンタイン催事で関わる企業を募った。百貨店などの小売だけでなく、外食や製菓メーカーとも出会うことができた。全体的な印象としては、成約率の高い展示会だ。「FOODEXJAPAN」は一般に近い人が多い印象。こちらの方が、プロフェッショナルなバイヤーが多い気がする。
需要のピークはバレンタインだ。市場規模が大きく、年間を通した波はある程度決まっているので、需要が下がるときにどう乗り切るかが課題だ。夏場はゼリーなど別のものを販売することでバランスを保つ。また、いかにリーズナブルな価格帯で自家需要を取り込めるかも肝心だ。ちなみに19年のバレンタインで最も売り上げた店舗はJR名古屋駅の高島屋だ。
スーパーマーケット・トレードショー
2020年2月12日(水)~14日(金)
@幕張メッセ 全館
主催:スーパーマーケット・トレードショー実行委員会
FOODEX JAPAN
2020年3月10日(火)~13日(金)
@幕張メッセ 全館
主催:(一社)日本能率協会 他