出展者数1000社突破[口コミ]@地方銀行フード セレクション 前編

展示会名:第14回 地方銀行フードセレクション
会期:2019年9月19日(木)・20日(金)
会場:東京ビッグサイト 南1~4
主催:地方銀行 フードセレクション実行委員会、リッキービジネスソリューション
出展者数・小間数:1031社・871小間
来場者数:1万3412人

 今回で14回目を迎える。来場者は百貨店、卸業、商社、ホテル、外食チェーン、スーパー、コンビニ、食品メーカーなどのバイヤーが中心。主催である地方銀行55行と取引がある生産者、食品メーカー、食品商社、卸などが出展した。毎年、初出展の企業が多いことが特徴で、他の食品系展示会と出展者がかぶりにくい。


4階の来場者誘導に課題

エヌケーフーズ(佐賀県鹿島市)

 3回目の出展。来場者は外食関連や食品卸、食品工場の担当者ら。商売につながりやすい来場者が多くてやりやすい。大手から中小まで、幅広く出会いがあり、満足度も高い。ただ、会場が1階と4階に分かれていて、人の流れがうまくいっていないように感じる。下だけ回って帰るという人も結構いそうだ。上のフロアにうまく誘導してもらえたらありがたい。


フロア分断来場者数に影響

ビッグワン(鳥取県西伯郡)

 鳥取県西部の地域産品を販売するオンラインショップ「大山時間」を運営する。来場者は飲食系のバイヤーと商社がほとんどで、小売りはスーパーが多い。

 地方の食品に関心が高いバイヤーが多く話が早い。だが、会場が1階と4階に分かれており、最初に回る1階の試食でお腹いっぱいになって帰ってしまうという人も多い。ワンフロアでやってもらえるとありがたい。

 注目を集めたのはマグロラーメン。さっぱりしたスープが女性に人気で、人体に好影響をもたらすDHA成分も豊富だ。


外食経営者の来場多い

一水産(和歌山県御坊市)

 大規模な展示会への出展は初めて。顧客はスーパーや百貨店が中心だが、外食産業をターゲットにしたいと思い出展した。個人経営店から大手まで飲食店のバイヤーに出会えた。また、ネット通販の担当者も想定していたより多く、手応えは十分だ。スーパーや百貨店の担当者のブース来場は少なかった。

 普段接することがない来場者がたくさん来るし、出展者同士の交流も生まれるいい展示会だ。組めそうな企業もいくつかあった。要望としては、順路をしっかりと設け、来場者の流れを作ってほしかった。


アジア進出支援、反応いまいち

福井缶詰(福井県小浜市)

 5回目の出展。来場者は百貨店やギフト関連のバイヤー。個人でネット通販をしている人、貿易商の姿もあった。

 意外だったのは食品ではなく雑貨関連のバイヤーが興味を示したことだ。雑貨店で缶詰を扱いたいと言われ、販路が拡大すると期待している。さまざまな販路を持った人が来場するので手応えは大きい。今回、持ってきた100枚の名刺は全て配り終えた。


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