洋上風力発電が本格化[口コミ]@スマートエネルギーWeek 後編

出展者の口コミ、前編はコチラ


洋上風力発電に勢い

電材エンジニアリング(川崎市)

 「風力発電展」では、前々回が小型風力発電、前回が大型の陸上風力発電、今回は洋上の風力発電関連の出展が目立つ。我々も洋上風力発電据付工事に携わっている。来場者で目立ったのは、陸上の風力発電据付工事会社、投資会社、金融機関、火力発電を主力とする電気会社など。原子力や火力関連の企業も洋上風力に魅力を感じ始めている。

 来場者が求めているのは、コストの抑制と欧州のノウハウの応用。我が社は台湾で洋上風力の実績を積んできたので、受け入れ態勢は整っている。たくさん引き合いがあり、満足度は高い。


EV車の部品は欧州に合わせる流れ

大東通信機(東京都目黒区)

 各種ヒューズを扱う。5年連続で自動車関連の「オートモーティブワールド」に出展したが、既存客の来場者が増えてきたので「二次電池展」に出展した。自動車関連のほか、各種電気製品のバッテリーパック関連などさまざまな業界の人が来場した。特に電力監視ユニットでのニーズが伸びているように感じた。

 車載系メーカーは、欧州のEV市場に合わせたヒューズを探している人がほとんどで、同じ仕様のものばかりを求められた。ヒューズのトレンドは直流の高電圧化だ。直流の方が技術的には難しいが、流す電流が少なく省エネになる。


異種材の接合ニーズ感じる

日本アビオニクス(東京都品川区)

 接合装置、赤外線サーモグラフィを扱う。来場者は車載や自動車関連が増えている。

 接合のニーズは、数年前まではスマホなどの情報機器が多かったが、最近はEV関連だ。自動車部品が樹脂化する流れがあり、樹脂のボディにドアノブなどの金属部品をうまく接合することが求められる。

 来場者は3日で250人くらい。アンケートを取れるのは総来場者の0.4%くらい。


老朽化施設の点検ニーズ感じる

非破壊検査(大阪市)

 「PVEXPO」に出展した。電力関連、電力エネルギー関連の既存客も多いが、新規で太陽光や火力発電など、電力に関わるエンジニアやプラントメーカーも来た。

 今回出展したのは、高所をチェックするためのマシンで、コンクリートの壁も自力ではい登ることができる。カメラによる目視検査のほか、打音検査での強度調査、石油タンクの超音波による腐食チェックなどができる。

 老朽化した建物が増えて非破壊検査のニーズが高まっている。足場を立てることを考えると安価だ。来場者から検査だけでなく補修もできるマシンが欲しいと言われた。関係各所と共同研究を進めている。

出展者が挙げた競合展示会
人とくるまのテクノロジー
2019年5月22日(水)~24日(金)
@パシフィコ横浜
主催:(公社)自動車技術会

関西接着接合EXPO
2019年5月22日(水)~24日(金)
@インテックス大阪
主催:リード エグジビション ジャパン

インフラ検査・維持管理展
2019年7月24日(水)~26日(金)
@東京ビッグサイト 西・南
主催:(一社)日本能率協会

オートモーティブワールド
2020年1月15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン

ネプコンジャパン
2020年1月15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト
主催:リード エグジビション ジャパン

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