オンライン化進める商材にバックオフィス担当者が関心を寄せる[口コミ]@Japan IT Week 関西 前編

展示会名:第5回 Japan IT week 関西
会期:2021年1月27日(水)~ 29日(金)
会場:インテックス大阪 1・2号館
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:160社
来場者数:5060人
構成展:第5回 関西 クラウド業務改革EXPO、第5回 関西 情報セキュリティEXPO、第5回 関西 Web&デジタル マーケティングEXPO、第5回 関西 IoT&5Gソリューション展、第5回 関西 組込み/エッジ コンピューティング展、第4回 関西 次世代 EC&店舗EXPO、第4回 関西 AI・業務自動化展、第2回 関西 ソフトウェア&アプリ開発展、第2回 関西 セールス自動化・CRM EXPO

 IT製品・ソリューションの展示会「Japan IT Week 関西」には、顧客の行動がオンラインへシフトするのに伴い、需要が伸びているデジタルマーケティングや営業支援ツール、テレワークやペーパーレス化を支援するサービスなどを扱う企業が出展した。

 大手企業の来場や出展は減ったという声が多かったが、装置や電子機器メーカー、製造、百貨店、官公庁、大学など幅広い業界から、総務や人事、経理などのバックオフィスの担当者が訪れた。


商談件数は減ったがしっかり時間をかけて話ができた

ワークスアイディ(東京都渋谷区)

 「IT Japan Week」の大阪開催には4回目の出展で、東京での開催にも4回ほど出展している。RPAの導入支援サービスや業務可視化支援サービスなどを紹介した。「10年前に導入したシステムを今でも使っている」といった顧客の課題をじかに聞くことができた。リアルイベントが減っているため、一次情報を求める声も多かった。来場者は情報収集に訪れている。

 商談件数は昨年までの半分しかない。昨年10月に東京で出展した際は盛況だったが。その代わり商談に時間をかけることができた。


3日間で100人と名刺交換した

ノバシステム(大阪市)

 初出展となるシステムインテグレーターだ。金融業務に関するシステム開発などを行っている。AIが顔検知と音声認識をして非接触で自動対応できる受付システムを紹介した。オフィスやホテルでの活用を想定している。

 来場者の業界は多種多様で、バックオフィスの担当者が多かった。百貨店の人もいた。製造業の人からは「出退勤のタイムカードと合わせることができるか」など具体的な要望もあった。名刺したのは3日間で100人ほどだ。


1回のリアルセミナーの成果はウェビナー3回分くらい

シャノン(東京都港区)

 マーケティングクラウドの提供、ソリューションの企画・開発・販売を行う。展示会や営業で交換した名刺アナログ情報と、ウェブ広告などのデジタル営業を統合管理し、営業成果を向上させる販売促進プラットフォームを紹介した。

 オンライン営業やオンラインマーケティングに困っている人が多く来場した。新型コロナの影響下で、オンライン営業、オンライン商談が増えたが、商談化率が低くなっている。1回のリアルセミナーの成果に近づけるにはウェビナーを3回くらい実施しなければならない状況だ。デジタルで多くの顧客とつながりを持つことができても、その関係性をアナログでしかつかめていない企業が多い。来場者数は前回の3分の1~5分の1と、かなり減少している。名刺交換枚数も前回の6~7割だ。


本気で情報収集をしに来ている人多い

ジーニー(東京都新宿区)

 マーケティングテクノロジー事業を展開しており、今回は自社開発したチャットボットやマーケティングオートメーションツール、業務管理ツールを紹介した。チャットボットは、質問がしやすいので問い合せ件数を増やすことができ、それからパターン化する質問を自動で表示できるという利点がある。営業管理ツールは、どの業界でも利用できるが、特に営業に力を入れる製造業や不動産業、人材サービス業で活用できる。

 前回の東京開催時に比べると、ブース来場者は5~6割だが、来場者層はさまざまで、営業効率を上げたいメーカーなどが訪れた。ブースに掲げた「『ダメな』営業をなくします」というキャッチコピーを見て訪れる人も多く、「これはどういう営業のこと?」という質問が最も多かった。 人員を減らしていることもあり、名刺交換は1日に90人ほどだった。例年は勉強のために来場する若手社員が多かったが、今回はそういう人がいない。本気で情報収集をしている人が多い印象だ。


デモ体験した来場者から「テレワークで使いたい」との声が相次ぐ

コンカー(東京都中央区)

 経理管理に関するクラウドサービスを提供しており、今回が初出展となる。出張や経費管理、請求書管理のクラウドサービスを展示した。経費精算入力や承認作業など、面倒な作業を減らすことができる。もともとアメリカ・シアトルの企業で、国が進めるデジタル化において必要なものだ。

 来場者にはデモ体験をしてもらい、「テレワークで使いたい」という声が相次いだ。来場者は少ない印象だが、3日間で2000人と名刺交換ができた。多くの人に興味を持ってもらえ、前向きに検討してもらえそうだ。

出展者の口コミ、続きはコチラ

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