コロナ下でも集客につながる機器やサービスに注目が集まる[口コミ]@ミートフードEXPO/焼肉ビジネスフェア 前編

展示会名:第10回 ミートフードEXPO/焼肉ビジネスフェア 2021
会期:2021年7月6日(火)・7日(水)
会場:ATCホール
主催:焼肉ビジネスフェア実行委員会
出展者数:92社
来場者数:1万63人
同時開催:第4回 居酒屋JAPAN 2021

 肉料理を扱う企業が集まる展示会「ミートフードEXPO/焼肉ビジネスフェア」には、集客に役立つ新しい商材を探す、焼肉店や居酒屋、商社、卸業者が来場した。コロナ下で増加したテイクアウト需要向けのテイクアウト容器のふたを装着する機器やポイント管理システムに関心を寄せていた。また、感染症対策の空気清浄機が付いたテーブルや、料理とワインのペアリングの提案にも注目が集まった。規模は縮小されたが、集客につながる新しい商材や試食コーナーが盛況だった。


2日間で200人がブース来場

アクトU(大阪市)

 飲食品の梱包用品を製造しており、この展示会には今年から東京と大阪の両方に出展した。テイクアウト用の食品容器に密閉フタを装着する機器をアピールした。これまでは飲料用のみだったが、食品にも利用でき、日本と韓国で販売中だ。容器は紙製、ふたはアルミ製で、脱プラスチックにもつながる。ブースには焼き肉店や居酒屋の関係者が2日間で200人ほど訪れた。20万円以上する機器だが、テイクアウト用の汁漏れを防ぐことができる、話題性で集客できる、脱プラといった点が評価を受けた。テールスープや焼肉丼などのテイクアウト需要を見込んで、この展示会に出展したので想定通りだ。


1日20~30人に対応

三幸総研(京都市)

 プラスチックフィルムの加工メーカーで、この展示会には初めて出展する。液晶ディスプレイの加工技術を生かしたフェイスシールドを紹介した。長時間着用しても、眼鏡を着用しても曇らない特殊なコーティングをしてあり、ストレスなく接客ができるとアピールした。2020年10月に発売し、これまでは医療や介護の従事者向けに訴求してきたが、販路を広げるために展示会に出展した。サービス業でもフェイスシールドを着用した接客は疲れるという悩みを抱えている。ブースには商社や卸売業者が多く訪れ、営業アイテムとして着目してくれた。1日に20~30人に対応し、反応は何件かあった。


2日間で約80人と名刺交換

トラストワン(東京都千代田区)

 商業施設向け家具を製造、内装業を行う。この展示会への出展は初めてで、空気清浄機能を備えたテーブルを紹介した。焼肉店にあるような上からのダクトではなく、テーブルの脚部分にある空気清浄機で、飛沫やエアゾルを吸い込む。100ボルトのコンセントにつなぐだけでよいので、工事不要で導入しやすい。テーブル板は28色あり、セミオーダーなので店舗の形態に合わせてカスタマイズできる。

 ブースには焼き肉店や卸売業者が多く訪れ、2日間で約80人と名刺交換をした。すでに居酒屋や大手カフェチェーン店での導入実績があることも、来場者から好評だった。1人での来店客が多い定食店の関係者も熱心に説明を聞いていた。いろいろな来場者と出会うことができ、医療系分野にも需要がはるはずだというアドバイスや商品への意見ももらえ、出展してよかった。今後ビジネスにつなげたい。


来場者は少なく、1日40人ほどがブース来場

エノテカ(東京都港区)

 ワインを輸入販売しており、肉料理とワインのペアリングを紹介した。飲食店のオーナーやシェフは料理に関してはスペシャリストだが、食事とのベストな組み合わせを考えるところまでは手が回らず、お酒のヒントを求めている。今回はフランス産の1000円台でカジュアルに楽しめるワインを提案した。ブースに訪れたのは個人で店を営むオーナーが多く、飲食店関係者が8割、卸売や商社が2割。1日に40人くらいが来場した。コロナ下だからなのか、単純に来場者数は少ないと感じる。

 来場者の話題はノンアルコールワイン。コロナ下で初回輸入した1万本のノンアルコールワインが、ECで即完売した。今回は試飲すら提供できず、申し訳なかった。ノンアルコール飲料は若い世代に需要が高い。お酒のある場の雰囲気を重視し、ふさわしいものに関心が集まる。これも食事の席のニューノーマルなのだろう。酒類業者はどこも伸び悩んでおり、今後飲食店の売上が復活してくれば、ワインも戻るのか、何とも言えない。もともとワインの小売と業務用が主力事業だったが、新型コロナウイルスの影響でどちらも減収。EC事業は影が薄い存在だったが、コロナ下で驚くほど伸び、今はEC事業に支えられているくらいだ。


想定よりも来場者が多く、1日約50人がブースを訪れた

ピーカチ(東京都渋谷区)

 システム開発会社で、クラウド型の顧客管理ポイントサービスを紹介した。顧客が携帯電話番号を登録すると、店舗はウェブ上で会員証を発行し、クラウド上で顧客管理をできるサービスだ。顧客はポイントを得られ、店舗側はタイミングを図ってクーポンを発行したり、DMを送りリピートにつなげられる。コロナ下で同様のサービスを始める同業者が一気に増えたが、登録顧客に、直接アプローチできることが強みで、顧客管理を戦略的に行うことができる。今回は通販用とテイクアウト用の新サービスも紹介し、来場者の反応は良かった。

 この「焼肉ビジネスフェア」をはじめ、飲食店の展示会には毎年出展している。コロナ下だが、思ったより来場者がいると感じる。ブースには1日におよそ50人訪れた。

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