カスタマイズ型に注目集まる[口コミ]@iOFT 国際メガネ展 前編

  • 2020/2/21
展示会名:iOFT 第32回 国際メガネ展
会期:2019年10月8日(火)~10日(木)
会場:東京ビッグサイト 南展示棟
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:370社

 国内外のメガネ関連メーカーが出展する。来場者は新製品を求める小売業、卸売、アパレルなどの仕入担当者が中心。メガネ業界では伝統的なデザインの流行が続く一方で、老眼鏡やサングラスにおいては、個人の好みを反映できるカスタマイズ型の商品が注目を集めた。


軽量タイプに需要

コーモド ドゥーエ(東京都目黒区)

 イタリアの「サラギーナ アイウェア」の輸入販売を行う。今回、注目を集めたのは雑誌に掲載された影響でキャットアイのサングラスだ。読書用グラスや、偏光レンズに対応できないかという相談があったが、対応は検討中だ。小売店からは、軽くて使いやすそうと評判がよく、軽いものが求められるようになっているようだ。一方で、ファッションの一部として楽しむデザイン性の高いメガネは、日本ではまだまだ普及が難しい。


新規は1割ほど

コーリュウ(神戸市)

 眼鏡のフレームを扱う。出展は3回目で、1日に20人ほどがブースに足を運んだ。ほとんどが既存の顧客で、量販店への卸、小売店も来場した。新規は1割ほどで、前回の7割ほどしか来場がない。新しい商品がないとの声もあり、わざわざ展示会に足を運ばなくなってきているのだろう。今回は安全面とかわいらしさに配慮した子ども用メガネが注目された。丈夫で軽量な子ども用フレームで、ボールが当たっても衝撃を受けにくい。鼻パットが交換可能だ。子ども用メガネは市場自体が大きくないため、他社はあまり参入しようとしないようだ。


例年よりも2割少ない印象

山本光学(東大阪市)

 正確な来場者数は分からないが、例年より2割ほど少ない印象だ。来場者は小売、卸のバイヤーがほとんどで、海外来場が多く、特に中国からの来場が多。全体的に来場者数は多くないが、目的のはっきりとした来場者が多く、具体的な相談が多数寄せられた。東京オリンピックでは眼鏡業界としては唯一のライセンス商品も販売している。


市場に変化乏しく、来場者も少ない

ピスタコーポレーション(大阪市)

 眼鏡のフレームを扱う。来場者は既存客がほとんどで、新規は1日10人ほど。来場者が少なかった印象だ。近年眼鏡業界ではクラシックな流れが続いており、デザインが変わらないので、わざわざ足を運ぼうと思わないのだろうか。来場者は新しい提案を求めているが、今の業界ではできていない。


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