AIやリモート機能で、業務を効率化したい製造業 @TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)
- 2021/8/4
- DX(デジタルトランスフォーメーション), テクノフロンティア, 日本能率協会, 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 機械・部品, 製造・設計・ロボット
会期:2021年6月23日(水)~25日(金)
会場:東京ビッグサイト 青海展示場
主催:(一社)日本能率協会
出展者数:約500社
来場者数:1万770人
出展者層:製造・エンジニア・商社・開発・メーカー
来場者層:製造・開発・エンジニア・商社・メーカー
構成展示会:第39回 モーター技術展、第36回 電源システム展、第34回 EMC・ノイズ対策技術展、第30回 モーション・エンジニアリング展、第23回 熱設計・対策技術展、第14回 メカトロニクス制御技術展、第3回 部品設計・加工技術展、第2回 電子部品材料展、第1回非接触Tech、第1回 開発・設計DX
同時開催:INDUSTRY-FRONTIER 2021、交通インフラWEEK2021
電気・機械関連の展示会「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)」には、製造業、電子機器や部品メーカー、商社が来場した。業務効率化ができる商材を探す人が多く、AIサービス、電源装置、非接触カメラに注目が集まった。コロナ下でも、問い合わせ数や業界の動向は変化しない出展者が多かった。一方で、来場者は大手企業や外国人が減り、前回の3万人に対して半数以下に落ち込んだ。リアル開催は2年ぶりで、オンラインとのハイブリットで開催した。
音声認識や言語処理をするAIサービスを展示したシナモン(東京都港区)には、設計工程や知財管理の効率化を目指す、製造業の保守やメンテナンスの関係者が訪れた。属人化している各工程をAIで標準化、効率化したい需要が多い。「コロナ下でデジタル化が進み、引き合いが増加している」(濱上晃さん)
電源を瞬停、停電する機器を展示したニプロン(兵庫県尼崎市)には、製造業の担当者が集まった。特に制御盤を扱う来場者は、特定の用途で瞬停と停電に課題を感じている場合が多い。「常に顕在化する課題なので、新型コロナの影響は受けていない。しかし、大手の出展や来場者が少ないので、業界の動向把握が難しかった」(宮﨑真也さん)
熱が測定できる電源装置を展示したテクシオ・テクノロジー(横浜市)には、電子機器や産業機器、電子部品メーカー、学生、教授が来場した。テレワークの普及で、熱制御をリモートで効率化したい需要が増加した。「自社サイトで動画の配信、展示内容の発信をして、認知の拡大を目指している」(八木澤功介さん)
振動と音を可視化する非接触カメラを展示した山口産業(大阪市)には、細部まで見えるカメラを求めて製造業が多く訪れた。ターゲットとする用地の保全に関わる来場者は少なく、名刺交換は1日15枚とふるわなかった。「従来は出張して営業していたが、オンライン商談に切り替えた。ウェブからの反響もあり、新規顧客につなげられている」(矢野智哉さん)