半導体市場は停滞から反転の兆しあり @SEMICON Japan

 
  • 2020/2/15
展示会名:第43回 SEMICON Japan
会期:2019年12月11日(水)~13日(金)
会場:東京ビッグサイト 西・南・会議棟
主催:SEMI
出展者数・小間数:695社・1713小間
出展者層:半導体、半導体製造装置、電子部品・材料
来場者層:電子機器・システム、半導体、電子部品・装置

 半導体に関する展示会「SEMICON Japan」では、中国、台湾、東南アジアの半導体メーカーが日本の製造装置や材料を探す姿が目立った。出展企業からは、停滞していた半導体市場が底を打ったという声が相次いだ。スマホ需要が一段落して以来停滞気味だった半導体市場は、IoT、AI、5Gが生み出した需要により再び上向き始めているようだ。半導体の製造拠点は、中国と台湾に移ったが、装置は日本メーカーが強く、高度な技術への関心が高かった。また、自動車、家電製品、医療機器、住宅など半導体需要が拡大し、来場者層の広がりを感じている出展者も多かった。

▲需要の回復を口にする出展企業が多かった

 産業用ヒーターやセンサーを展示した坂口電熱(東京都千代田区)には、前年よりも1.5倍多い来場者が訪れた。特に、中国人来場者の増加が目立った。「中国は国を挙げて半導体事業に取り組む。東南アジアではスマホや自動車の需要が高まっている。業界の盛り上がりに期待が持てた」(五十嵐真人さん)

 故障解析ツールを製造する三友製作所(茨城県常陸太田市)には、半導体メーカーの担当者や大学研究者が来場した。前年5%程度だった海外企業との名刺交換枚数は、全体の2割に達した。「中華圏や東南アジアの来場者が多い。海外の半導体メーカーが日本の高度な技術を探している」(新堀俊一郎さん)

 パワー半導体への関心の高さを指摘した出展者も多かった。演算装置、記憶装置として使われてきた半導体だが、パワー半導体はモーターの駆動やバッテリーの充電など電力を制御でき、車載製品に使われることが多い。電子部品製造のアユミ工業(兵庫県姫路市)でも来場者との話題に上がることが多かった。ブース来場者数も前年より増加した。

 一方で、30年以上出展を続ける流体機器メーカーのサーパス工業(埼玉県行田市)に訪れたのは、既存顧客が大半だった。「市場が伸びていた10年以上前までは新規顧客の獲得につながったが、今はほとんどない」(中島洋さん)。それでも、取引先の半導体の製造装置メーカーが海外売り上げを伸ばすにつれ、海外売り上げが伸びている。「スマホは出尽くしたが、IoT関連や自動運転が半導体業界を盛り上げることに期待している」(中島さん)


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国際イベントニュース 編集部 坪田康佑国際イベントニュース フリー編集者・ライター 坪田康佑
20代後半から出版社に勤務。中小企業向けの経営情報誌「COMPANYTANK」元編集長を経て、40歳でフリーに。2017年から国際イベントニュース編集部にも参加。趣味は麻雀と競馬。学生時代は雀荘で働き、腕を磨いた。

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