食品、美容関連の地域産品多く @ 福岡インターナショナル・ギフトショー

第15回福岡 インターナショナル・ギフトショー 2019
会期:2019年6月6日(木)~8日(土)※6・7日はビジネスデー
会場:マリンメッセ福岡
主催:ビジネスガイド社
同時開催:第8回 福岡 国際ビューティー・ショー2019
出展者数:204社(ギフトショー163社、ビューティー・ショー41社)

九州の食や技術を紹介 「福岡色」強く

 福岡インターナショナル・ギフトショーは、九州の食や技術を使った商材や化粧品などを紹介する「九州モノコトフェア」と「九州ビューティー」ゾーンを新設するなど「福岡色」の強いイベントになった。

▲化粧品と健康茶を展示した大川温泉

 大川温泉(福岡県大川市)は、美容と健康に良いといわれる温泉水に含まれる酵素フルボ酸を含む化粧品と健康茶を展示した。温泉施設で販売していて人気になったことを受けて、全国販売を狙って初出展した。国内外の通販会社が多く訪れたが、「生産が間に合わない恐れもあるので、どこまで対応するのかが悩みどころ」(佐藤操取締役)だという。

 同じく初出展の久留米絣(がすり)を使った服飾雑貨などを製造販売するTAKUMICollection(福岡市)には、海外のバイヤーなどから相談が寄せられた。米国でホテルを経営する人から「ホテルの売店で売りたい」と声を掛けられるなど、海外からの引き合いが多かったという。服飾雑貨の製造卸のKILOATOBA(キロートボア・福岡県みやま市)は皮製の財布とバッグ、ポーチなどを出展したところ、仏壇店や線香の店などから、「念珠や香典入れに使える」と声が掛かったという。アマケンテック(熊本県天草市)化粧品事業部の米田揚昌氏は、来場者はつばき油への関心が高かったと話す。
「複数の企業がつばき油を出展しているが、来場者は産地で比較しているようだ」(米田氏)

 エステサロンを運営するジースリーフォーラル(福岡県豊前市)は地元の特産品で美容成分が豊富なゆずを配合した化粧品を展示した。「百貨店の催事関係者や、ギフト商品を扱う業者から、販促品や返礼品に使いたいという話をもらった」と阿部美由紀専務は話した。

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