コスト減を目指して、店舗運営や決済システムのIT化へ @JAPAN SHOP(NIKKEI MESSE 街づくり・店づくり総合展内)
- 2021/4/13
- NIKKEI MESSE(街づくり・店づくり総合展), 建築・設備・建材, 日本経済新聞社, 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 流通・EC・店舗
会期:2021年3月9日(火)〜12日(金)
会場:東京ビッグサイト 西・南展示棟
主催:日本経済新聞社
出展者数・小間数:624社・1639小間
出展者層:空間デザイン・ディスプレイ、インテリア製品・素材、装飾材、店舗什器・設備・照明器具システム、店舗用建材、サイン・看板、グラフィックス製作機器・資材、店舗POP・販促広告ツール、音響映像機器・システム
来場者層:流通・小売関係者、店舗デザイナー・プランナー、オフィス・施設・店舗設計者、建築・建設業関係者、外食・サービス業者
同時開催:第27回 建築・建材展、第37回 リテールテックJAPAN、第29回 SECURITY SHOW、第16回 ライティング・フェア、第37回 フランチャイズ・ショー
街、店舗づくりに関する技術や製品が集まる展示会「NIKKEI MESSE 街づくり・店づくり総合展」には、小売、建築、医療、福祉、エステ業界の関係者が訪れた。デジタル技術を活用した商材に関心が集まり、店舗運営、キャッシュレス決済、セルフレジが注目された。手すりやパネルといった定番商材については、デザイン性を求める来場者が多かった。
無人店舗用のセルフレジを出展したSG PAYMENTS(東京都千代田区)には、スーパーの担当者、コンビニの経営者、レジの製造業者が来場した。バーコード読み取りが不要で、商品を画像認識と重量で判断する点に関心が集まった。「小売店やオフィス内の社員用コンビニなどでの導入を目指している。万引き対策、年齢確認の機能を追加して展開したい」(五十嵐幸菜さん)
QRコード決済システム、小型自動釣銭機を展示した旭精工(東京都港区)には、キャッシュレスの商材を求めて、スーパーなどの小売店やシステム、医療、エステの関係者が集まった。無人ではないが、金銭の管理を省略できる点が好評だった。「来場者は想定より多く、1日40~50社と名刺交換ができた」(古屋真琴さん)
住宅、商業施設向けの手すりを展示したビニフレーム工業(富山県魚津市)には、建築デザイナー、建築事務所、デベロッパーが訪れた。新型コロナウイルスの影響下で、抗菌ができるとして、アルミから樹脂製品へ需要が変化した。「差別化のため、アルミにデザイン性のあるフィルムを貼るようにした。特に、ミラータイプに注目が集まった」(阪本和俊さん)
和柄のパネルを展示した竹中製作所(富山県高岡市)には、設計や施工、工務店、施主といった建築、商業施設、福祉施設、病院の関係者が集まった。建築デザインでは和柄が注目されており、住宅の外構、店舗のパーティションや壁面の装飾に需要がある。「新たに製造したクリアパネルには、ワンポイントで花柄をあしらうなど、意匠性を付加して提案する」(櫻井浩志さん)