医療分野の市場開拓を目指す企業の出展目立つ[口コミ]@インターフェックス Week 前編

  • 2021/2/4
展示会名:第22回 インターフェックス Week 東京
会期:2020年11月25日(水)~27日(金)
会場:幕張メッセ 
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:821社
来場者数:1万9953人

 医薬・化粧品などの研究・製造に関わる製品や技術、サービスが集まる専門技術展「インターフェックス Week 東京」には、自動車や家電の国内製造が落ち込む中、医療・衛生分野に活路を見いだしたい企業の出展が目立った。出展したのは研究機器、原薬、添加剤、原料加工、測定・検査、医薬・化粧品、物流・流通など。メーカーの製造、工場管理、研究開発、購買、品質管理、情報システムなどの担当者が来場した。新型コロナ感染者が増加している影響か、出展のキャンセルが目立ち、来場者の少なさに不満を感じる出展者も多かった。


期待していたほどの来場者はない

ナガイレーベン(東京都千代田区)

 白衣や靴を製造し、主に病院のユニフォームを取り扱っており、販路拡大のために初出展した。来場したのは医薬品メーカー、化粧品メーカー、香料、原材料メーカーなどで、主に現場の担当者が多い。実際に白衣を着用している人が来てくれている。

 手応えはまだ何とも言えないが、期待していたほどの来場者はない。会場を回ったが、出展を取りやめているブースがちらほらあった。


数件の引き合いあるも手応えとしては厳しい

京都電子工業(京都市)

 分析計メーカーで出展は2回目となる。ブース来場者は製薬業界が中心で、研究開発部門と工場の人が半々という印象だ。来場者が少なく、手応えとしては厳しい。具体的な引き合いは数件あったが、例年と比較すると圧倒的に少ない。名刺交換は例年100枚前後なのが、40~50枚ほどだ。

 関心が集まったのは、アルコール成分を測る装置だ。新型コロナの影響で消毒用アルコールが市場からなくなり、酒造メーカーや化粧品メーカーも消毒用のアルコールを製造し始め、この装置に関心が集まっている。


名刺交換は1日30枚ほど

神戸天然物化学(神戸市)

 化学メーカーで10回以上出展している。来場したのは医薬品メーカーが中心だが、例年に比べて少ない。事前にアポを取った人は来てくれたが、通りすがりに立ち寄る人はおらず、名刺交換は1日に30枚ほどだ。来場者の要望は「きっちりしたものを作ってほしい」ということに尽きる。新型コロナの影響により、輸入できない成分があって満足に製品が作れないというのが現状だ。その意味では我々の購買力も求められている。


オンライン商談に手応えあり

グリーンカプス製薬(静岡県富士宮市)

 製薬メーカーで、主にソフトカプセルの製品を製造している。親会社からの受注だけでは生産ラインが埋まらず、他の企業からも受注したいと考え、今回初めて出展した。来場したのは医薬品メーカーが中心で、特に研究開発部門の人が多い。原料関連の人もいたが、目立つのは商社などだ。

 今回は「インターフェックス」のオンライン来場・出展サービスにも登録した。こちらは2日目終了段階で35件ほどの質問や問い合わせがあった。ここからうまく具体的な話につなげていきたい。ブースに直接来場した人のうち、脈がありそうなのは数件だ。問い合わせ自体はオンラインの方が多く、あとはどうフォローするかだ。


目的意識を持った来場者多い

エコノス・ジャパン(静岡県菊川市) 

 各種洗浄殺菌機を開発、販売しており、出展は2回目だ。ターゲットである化粧品メーカーをはじめ、食品や飲料系のメーカーなどが来場した。主に製造現場の人で、特に生産ラインの担当者が来ている。新型コロナの影響下でもあり、しっかりとした目的意識を持って来場している人が多い印象だ。今回、来場者は少ないと思っていたが、意外に来てくれるんだなというのが率直な感想。名刺交換枚数は1日40枚ほどだ。


出展者の口コミ、続きはコチラ

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