密を避けながら集客できる商材に関心集まる[口コミ]@レジャー&アウトドアジャパン 前編
- 2021/1/29
会期:2020年11月24日(火)~26日(木)
会場:東京ビッグサイト 青海展示場
主催:TSO International
出展者数:96社
来場者:7672人
レジャーやアウトドア業界の専門展「レジャー&アウトドアジャパン」には、グランピング、地図作成、キャンプ道具、テント・遊具製造、アトラクション製造、LEDサイネージ製造などの企業が出展した。密を避けながら楽しめたり、集客できるサービスのほか、スマートフォンで顔写真を撮り、マスクにプリントするサービスなどが、商業施設、遊園地、キャンプ道具小売り、イベント企画、ノベルティ製造の関係者の関心を集めた。
来場者数は、例年の6割ほど
(一社)日本グランピング協会(東京都中央区)
アウトドアレジャー市場のニーズの調査・研究を行っており、3回目の出展となる。グランピングの啓蒙活動のために出展した。テントやバーベキューセットなどの販売業者、レジャー施設担当者らが1日に30人ほどが来場した。来場者数は例年の6割ほどだ。
グランピングは最近、新型コロナの密防止対策で人気が加速している。温泉施設が遊休施設をグランピングに転用するなど、以前より新規参入企業が増えている。
ブースには100人ほどが来場
維新エンターテインメント(静岡市)
ゲーム制作会社で、今回は周遊型謎解きゲームやLINEを使った謎解きゲームを展示した。商業施設、鉄道、レジャー施設関係者ら100人ほどが来場した。
以前は配布した紙に回答を書き込んでもらっていたが、新型コロナの感染拡大防止のため、参加者自身のスマホで参加できるようLINEでのサービスを展開した。紙の使用量を減らせたり、自社アカウントの登録者数を増やせたりといった副次的な効果もあるという。参加者からは、LINEで手軽に楽しめて良いとの声が聞かれた。
密にならずに注目を集められる商材に関心集まる
ダイナマークス(東京都世田谷区)
遊具を製造しており、今回は子ども用のクライミングウォールを展示した。イベント企画会社や商業施設関係者ら100人ほどが訪れた。新型コロナの影響で大規模イベントを開催できない企画会社からは小規模イベントで利用したいという話や、商業施設の担当者からはテナントが退去して空いたスペースに設置できないかといった相談が寄せられた。人が密になるのを避けながらも注目を集められる道具を探しているようだ。
職人技を知ってもらいたいと出展
渡辺金属工業(埼玉県行田市)
金属加工会社で、防火扉などを製造している。今回はたき火とグリルを同時に楽しめるグリルテーブルを展示した。金属加工の職人技をより多くの人に知ってもらいたいと出展した。グランピング施設やリゾート地、スキー場などでの使用を想定しており、仮設置しているグランピング施設からは「夜のたき火は写真映えして良い」と好評だ。来場者からも集客につなげられそうという声が寄せられた。
来場者少ない分、例年より濃い話ができた
エスエージーバルーンズ(東京都墨田区)
バルーン製造会社。イベントを企画している企業の関係者が来場した。ブースを訪れたのは30人ほどと例年より少なく、パンフレット配布数も減少した。事前に事務局から配布物はなるべく電子媒体にして接触の機会を減らすようにと案内があったように、中にはパンフレットを露骨に嫌がって受け取ってくれない人もいた。
来場者は少ないが、例年と比べて濃い話ができている。一方、展示会だけで商談が成立することはあまりなく、パンフレットを受け取っただけの企業から後日問い合わせが入ることもあり、冷やかし客が少なくていいのかどうかは判断しきれない。