在宅勤務の広がりを背景に労働環境改善・業務効率化のサービスに関心[口コミ]@関西 総務・人事・経理 Week 前編

  • 2021/1/9
展示会名:第5回 関西 総務・人事・経理 Week
会期:2020年11月11日(水)~11月13日(金)
会場:インテックス大阪  2・4・5号館
主催:リード エグジビション ジャパン
出展者数:191社
来場者数:8676人

 人事・経理・法務など企業の総務部門担当者向けの展示会「総務・人事・経理Week」には、労働環境の改善や業務効率化を推進するシステムやサービスを探しに、企業や官公庁、学校、病院の担当者や経営者らが来場した。ロボットによる事務作業を自動化するRPAツールやSNSのようにスマートフォンだけで社内コミュニケーションができるツール、オフィスや自宅で使用できる段ボール製のプライベートルームなどに注目が集まった。また、在宅勤務の広がりを背景に脱ハンコ、電子印鑑に関心を寄せる人も多かった。


500人ほどと名刺交換ができた

ネオキャリア(東京都新宿区)

 9月に東京で開催された「総務・人事・経理 Week」にも、同じウェブ会議システムを出展した。目的はリード獲得だ。社内会議だけでなく、オンライン化することで営業や採用にも使えるシステムで、販売だけでなく、社内業務のサポートもする。

 今回は建築業界の関係者が多く来場した。1日にスタッフ1人が約50人と名刺交換をした。スタッフは10人だったのでおよそ500人ほどと名刺交換できたことになる。


リードの獲得は展示会が一番効果的

FCEプロセス&テクノロジー(東京都新宿区)

 PC操作を自動化するソフトウエアを紹介した。このソフトウエア発売開始時の2017年から、この展示会に毎年出展している。1年前からインサイドセールスも始めたが、リードの獲得は展示会が一番だ。

 ブースに来場したのは、ターゲットにしているバックオフィス業務の担当者から経営者まで幅広い。業種も建設から福祉までさまざまだ。ITツールを探している人、業務効率化のための情報収集をしている人が多い。名刺交換をしたのは目標としていた400人を超えて、3日間で500人以上になりそうだ。


決定権持つ来場者が少ない

ポート(神戸市)

 業務用レンタルのマットや空気清浄機、エアーフレッシュナーなどを扱っている。今回はオフィスや店舗で香りの演出をする業務用機器を展示した。働き方改革もあり、臭いによるストレスを軽減し、オフィス環境の向上を目指す企業が増えている。特に女性スタッフの多い職場では需要が高い。来場者からの問い合わせで最も多いのは「どのくらいもつの?」というもの。4~6カ月はもち、50種類以上の香りがある。「面白いね」「リフォームするので新しいオフィスにふさわしい香りを選びたい」という声も聞かれた。

 名刺交換したのは1日目が約150人、2日目が約200人。経営者といった決定権を持つ来場者が少なかったため、手応えはいまひとつだ。


主に人事や労務担当者が来場

メディカルトラスト(東京都千代田区)

 企業内健康管理のアウトソーシング事業を展開している。産業医を派遣したり、健康診断結果を判定したり、産業保健スタッフと協力して企業内の産業保健活動を支援する。我が社は全国にネットワークがあり、その地域の産業医を紹介することができる。

 来場者数は東京開催よりも少ない印象。主に企業の人事・労務の担当者が来場した。社会保険労務士からの相談もあった。医療は高齢者のためのものと思っている人が多いが、勤労者にとっても重要なことだ。また、今後の企業評価は売上や利益だけでなく、人材育成ができるかも問われるようになり、そこに従業員の健康管理も求められるようになる。


顧客に直接出会える展示会の意味は大きい

タイセイ・ハウジー(東京都渋谷区)

 不動産の賃貸仲介や管理業を行う。今回は福利厚生の1つとしての社宅管理業務代行システムをアピールした。借上げ社宅や社有社宅の管理業務の代行で、コスト削減と業務の効率化を実現できる。在宅勤務が増えて、業務のアウトソーシングが進み需要が伸びている。

 名刺交換したのは、1日目に約50人、2日目は約60人、3日目はやや少ないが、トータル昨年程度になるだろう。展示会への出展は、顧客に直接出会えるという点で大きな意味がある。


テレワーク下でコミュニケーションに課題を感じる経営者多く

スタメン(名古屋市)

 エンゲージメント経営プラットフォームなどのシステムを開発、運営する。組織課題に対する解決策を社内制度として設計し、プラットフォームで運用する。エンゲージメントとは会社と従業員、従業員同士の相互信頼のこと。それらをつなぐ、社内のSNSに近いITツールだ。企業ごとの状況に応じてカスタマイズでき、運用することができる。

 ブースには、テレワーク下で従業員同士のコミュニケーションに課題を感じている経営者が多く来場した。従業員数は数10人~3000人と幅広く、業種もスーパーやトレーニングジム、金融などさまざまだ。「こういうものを探していた」「テレワークでの従業員とのコミュニケーションをどうするか悩んでいた」という声をもらった。


出展者の口コミ、続きはコチラ

関連記事

新着記事

  1. 2022-3-22

    バーチャルオフィスの利用急増 oVice、提供開始から1年半で利用数2000社に

  2. 2022-3-18

    第43回 2年ぶりの日本への帰国 厳しい検疫を体験【今日の中国】

  3. 2022-3-8

    展示会からウェビナー営業に切り替え コストダウン・二次利用可で「費用対効果高い」【リード獲得100本連載】A・R・P(神奈川県秦野市)

  4. 2022-3-3

    DMM.com、2022年度も約60業種のオンライン展示会を開催【オンライン展示会】

  5. 2022-3-1

    認知向上のため新聞に広告出稿、DMMオンライン展示会では93社にリーチ【リード獲得100本連載】 画屋(大阪府豊中市)

  6. 2022-2-17

    オンライン営業が一般化 ウェビナーやウェブ広告からリードを獲得 @関西 総務・人事・経理Week

ページ上部へ戻る