在宅勤務の広がりを背景に労働環境改善・業務効率化のサービスに関心[口コミ]@関西 総務・人事・経理 Week 後編
- 2021/1/9
3日間で150人ほどと商談
学情(東京都中央区)
人材・広告関連サービス業。20代・第二新卒のための転職サイトを紹介した。新卒採用には1年ほどかかるが、中途採用専門のサイトなので、4~8週間で若い人材を採用することができる。
ブースには主にIT企業の関係者が来場した。実際に商談できたのは、1日に約50人、3日間で150人ほどになり、手応えがあった。3年前から出展しているが、東京での開催よりやや少ないように感じた。
ブース来場者は1日に200人ほど
iCARE(東京都渋谷区)
2017年から企画、運営を行っている健康管理システムを展示した。人事や労務担当者の業務をサポートするものだ。新型コロナ感染症拡大で、人事や労務担当者も在宅勤務でも対応せざるを得ない。紙でなくデータ化することで、個人情報であっても、在宅勤務でも対応できるようになる。
ブース来場者は1日に200人ほど。人事部、総務部、管理部の担当者が多い。業種としては、事業所の他に工場をもつ製造業が多かった。まだアナログで管理しているところも多く、中には数万人の健康管理データを紙で保管し、担当者が1人というケースもあり、このシステムを知って感動していた。注目した来場者は多く、それだけ従業員の健康管理業務に困っているのだろう。
デモ機での体験が好評
LegalForce(リーガルフォース・東京都千代田区)
9月の東京展にも出展し、この大阪展が2回目になる。法務担当者の業務をサポートするクラウドシステムを紹介した。契約書をこのクラウドにアップすれば、AIが分析を補助し、契約書レビューを作成する。ブース内にデモ機を設置し、実際に機能を体験してもらった。「こんなに詳しく教えてくれるの」「AIでこんなこともできるんだ」と驚かれた。クラウド型なので在宅勤務にも対応できる。企業の法務や総務担当者が訪れた。
展示会は新たな需要を発掘できる場
東明工業(愛知県知多市)
航空機やロケット関連の製造メーカーで、2、3年前から防災用品として出展している。ロジスティック事業部では航空機製造部品の梱包技術を生かして、東日本大震災後に簡易トイレやベッドといった段ボール製の防災製品を製造している。今回は、新型コロナ感染症対策として、企業や自宅で使える段ボール製のリモートワーク用のプライベートルームを展示した。段ボール製のパーテーションや机、椅子で、不要になれば資源ごみとして処分できる。
ブースには1日50~60人が訪れた。主に企業の総務担当者で、防災担当者もいた。商社から「商材として取り扱いたい」という声かけもあった。展示会は新たな需要を発掘できる場だ。
総務担当者や経営者、施設管理者らが来場
近鉄百貨店(大阪市)
今回は災害備蓄部門で出展、感染症対策向けのサーマルカメラや抗ウイルスコーティングなどを紹介した。サーマルカメラはウォークスルーで同時に12人の検温ができ、体温が37.0度以上であれば、異常と判断する。名前も登録でき、記録を残すことができる。ブースでも1689人通過して全て正常ということだ。抗ウイルスコーティングは近鉄の車両にも使用しており、溶剤を吹き付け、付着したウイルスを不活性化するものだ。
来場者したのは企業の総務担当者が多く、経営者や施設管理者もいた。出展するのは、大阪は5回目になる。東京展にも出展している。今のところアンケート回収数が700ほどなので、昨年の9割ほどになるだろう。