感染予防対策にも求められる効率化 話題の中心は相変わらず人手不足対策 @CareTEX大阪

  • 2020/12/27
第5回 CareTEX 大阪 2020
会期:2020年11月18日(水)~20日(金)
会場:インテックス大阪 2号館
主催:ブティックス
出展者数:140社(共同出展含む)
来場者数:4137人 
出展者層:介護および高齢者施設向けの商品・設備・サービスのメーカーや取扱い企業
来場者層:介護・高齢者施設、病院・リハビリ施設、在宅介護事業者、流通関係者、障がい者福祉施設、設計・施工会社等介護業界の関係者など
構成展:第5回 大阪 介護用品展、第5回 大阪 介護施設産業展、第5回 大阪 介護施設ソリューション展 このほか、第3回ケアフード大阪、第3回介護システム大阪、第3回見守りシステム大阪、第3回介護レク大阪、感染予防・衛生用品ゾーン

 介護や高齢者施設向けの展示会「CareTEX大阪」では、感染症対策や従業員のオーバーワークといった課題を抱える介護・医療関係者が、業務効率化を支援するサービスに注目した。主催のブティックス(東京都千代田区)は、昨年に比べ出展者、来場者とも2~3割減少したと発表したが、出展者からは、目的意識が高く、商談に結びつくケースが多いという声が多く出た。

 ダイハツ工業(大阪府池田市)は、送迎ルートを作成するシステムを展示した。ベテランドライバーでなくとも効率良く送迎できるもので、介護施設の経営者や施設長らに好評だった。「経費的なメリットだけでなく、人手不足も解消できる。全体像が可視化できる点が評価された」(志賀澄人さん)

 誤薬や投薬忘れを予防する『与薬カート』を紹介したインテリアメーカーの河淳(東京都中央区)には、特別養護老人ホームやグループホームの関係者が集まった。投薬業務を効率化できるとして注目を集めた。施設規模により、カートの大きさをアレンジできるので、幅広い施設で利用できる。

 情報通信のKCCSモバイルエンジニアリング(東京都港区)は、介護現場や独居高齢者の見守りシステムを展示した。「防災目的の製品が、地域のコミュニケーションツールとして使われていることからヒントを得た。介護施設や警備会社の関係者からは、こういった商品を探していたという反応があった」(得能友梨さん)

 シールドを展示したプロテク(大阪府茨木市)には、高齢者施設やメーカー、ブローカーが来場した。建物や設備の除菌および抗ウイルス・抗菌のシールドは、サービス付き高齢者住宅や介護施設、保育所で施工される。「来場者には切迫感があった。すぐにでも見積りが欲しいという人もいて、商談に結び付くことも多かった」(長谷川昇平代表)

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