感染症対策や防災・防犯アイテムに関心集まる[口コミ]@住まいと建築展 前編
- 2020/12/4
- インテックス大阪, テレビ大阪エクスプロ, 住まいと建築展(KENTEN), 建築・設備・建材
会期:2020年10月29日(木)・30日(金)
会場:インテックス大阪 6号館C
主催者:テレビ大阪・テレビ大阪エクスプロ
出展者数:106社
出展者層:建材、住宅設備、リフォーム、DIY、環境、耐震、防犯、防災
来場者層:建築、不動産、商社、官公庁・自治体、医療介護、農業、教育機関
構成展:防犯防災総合展、建築・建設現場生産工場フェア
同時開催:防犯防災総合展、関西教育ICT展
建築・建設業界向けの展示会「住まいと建築展」には、建築、不動産、商社、自治体、医療・介護、農業などの関係者が集まった。建材、住宅設備、リフォーム、DIY、環境、耐震、防犯、防災業界から106社が出展。会場では簡易シェルターや非常時の情報伝達の手段としてのポータブルスピーカー、新型コロナ感染防止とプライバシー保護用のパーテーションや簡易ベッドなど、感染症対策や防災、防犯に関する展示が注目を集めた。
意外な利用法に気づかされる
久野商事(名古屋市)
海外製品を輸出入・販売しており、今回は獣害用のフェンス、ネットフェンス、簡易シェルターを展示した。ブースには、農家、自治体、太陽光、NPOなどの関係者が100人ほど訪れた。獣害や豚コレラへの関心から、獣害用フェンスに注目が集まった。メッシュフェンスとネットフェンスは太陽光関連企業が興味を持った。あるNPO関連の人は、ベトナムの被災地への利用を検討しているとしてシェルターに興味を持っていた。
意外なところでは、屋外ではなく室内での利用を検討する人もいた。避難所などでは仕切りがなく、被災者の精神面に問題が生じることもあるため利用したいという自治体関係者や、新型コロナ対策として、社内で個室として利用を検討する企業もいたという。
自治体や介護施設の関係者が来場
Okayo Japan(東京都千代田区)
音響機器を製造・販売する。ポータブルスピーカー、サーマルカメラ、太陽光発電対応のLEDライトを展示した。自治体、学校、防災グッズの商社、介護施設などの関係者を中心に500人ほどがブースに来場した。
ポータブルスピーカーは、盆踊りなどの地域イベントや非常時の情報伝達手段として利用できる点に自治体の関係者が注目した。介護施設の関係者は、利用者が夜間のトイレ移動の際に利用したいと、スタンドからライト部分を取り外しできるLEDライトに興味を持った。
ブース来場者は200人ほど
ダイクレ(広島県呉市)
土のうやプランタ型の止水ボックスを展示した。ブース来場者は200人ほどで、マンションや店舗の管理会社、商社などだ。収納スペースを取らず、迅速に設置できる点が注目された。各地で水害の報道が増えているせいか、水害対策に興味を持つマンション管理会社が増えている印象だ。止水板の設置には数百万円、シャッター式は数千万円の費用が必要になるため頭を抱えている企業は多いようだ。
パンフレットを500部配布できた
深圳十全十柱貿易(大阪市)
本社は中国にある貿易商社。展示したのは感染防止とプライバシー保護用のパーテーションと簡易ベッド。パーテーションは家族用と単身用の2種類を展示した。来場者の多くは行政や自治体で、500部用意したパンフレットを配布できた。災害の増加や新型コロナの影響で、行政や各自治体が避難所での生活の質の向上に取り組んでいると考えられる。
建築・建材販売会社が来場
大和ハウス(大阪市)
ロックペイント社(大阪市)と共同で開発した、防臭性に優れた珪藻土配合の内壁用の水性塗料と、ロックペイント社の塗ってはががせるホワイトボードを展示した。来場したのは建築、建材販売会社などの関係者だ。