アジア最大級の工作機械見本市[口コミ]@JIMTOF2018 前編

展示会名:JIMTOF 2018(日本国際工作機械見本市)
会  期:2019年11月1日(木)~6日(火)
会  場:東京ビッグサイト全館
主  催:一般社団法人日本工作機械工業会、東京ビッグサイト
出展者数:1085社
来場者数:15万3103人

 隔年で開催されるアジア最大級の工作機械見本市。シカゴのIMTS(米国国際製造技術展)、上海のCCMT(中国CNC工作機械展覧会)、ドイツ・ハノーバーのEMO(世界最大規模の工作機械展示会)など、各国で行われる工作機械系の大規模な展示会と比べると、展示会面積は最も小さく、出展者数は最も少ないが、来場者数は最も多い。2016年の14万7602人から、今回は約5000人増の15万3103人となった。工作機械市場は17年の受注総額が過去最高となるなど好調だが、人手不足が業界全体の課題になっており、会場では業務効率化や自動化などのサービスを求める来場者が目立った。来場者の属性は金属製品・加工関連業者が最も多く、商社や一般機械・金型・器具が続く。海外からは世界77カ国から約1万2000人が来場した。


来場者が求めるのは工数削減

小坂研究所(東京都千代田区)

 精密機器や流体機器を扱う。金型メーカーや自動車メーカーが多く来場した。来場者が求めているのは工数の削減だ。人間が行う作業を簡素化し、できるだけ簡易に計測できる機器を低コストで導入したいというニーズが多い。これは製造業全般に言える本質的なニーズだ。

 来場者が最も興味を示したのは、アーム式の非接触化3次元測定機。最近はデザインに力を入れる企業が増えている。今回は3次元関連の製品を扱う初出展の企業が目立つ。


関東エリアの既存客フォローがメイン

ファースト技研(広島県福山市)

本社が広島なので、関東の顧客と出会う場として出展する。自動車関連がメインで、来場者の8割が既存客だ。来場者の多くが省スペースにつながる小型の機械を求めている。前回よりもIoTやロボット関連が増えた印象だ。


作業効率化ニーズの高まり感じた

富士製砥(東京都台東区)

 研磨工具のメーカーで、顧客は溶材商や鉄工所、造船所、鉄骨関係など。慢性的な職人不足のため、「効率的に早く仕事を終わらせたい」というニーズが強い。従来よりも早く仕上がり、加えて人体に悪影響を及ぼさない製品を提案する。他には振動や騒音が少ない機器。静かなものほどニーズは高い。


中華圏の来場者目立った

東陽(愛知県刈谷市)

 今回は、例年よりも外国人の来場者が多かった。他のブース出展者もそう言っている。当ブースにも500~600人が訪れた。特に中華圏の来場者が多かった。

 自動車業界の機械工具の商社だが、自動車業界以外の顧客を獲得するために展示会では輸入品を展示している。今回、特に反応が良かったのは、工業用部品に刻印をする米国製の機械。文字だけでなく2次元コードを刻印することもできる。トレーサビリティ(追跡管理)に関心を持つメーカーが、工業用品にコードをマーキングする道具になると関心を持ったようだ。


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