出展者の口コミ、前編はこちら

新商品のエアテントに関心集まる

アキレス（東京都新宿区）

　シューズ、プラスチック、産業資材メーカーで、10回以上出展している。今回はレスキューボートなどを展示した。ブースには自治体関係者や消防の購入担当者、医療関係者らといったさまざまな人が来場した。ここ数年、大雨による水害が多発しており、救命ボートの需要が高まっている。破れにくいものがほしいという声が最も多い。エアーテントも出展し、こちらの方が反響はある。医療現場で飛沫対策を想定した仕様なのが特徴だ。特にPCR検査という切り口で、各自治体の関係者が関心を示してくれた。

　昨年よりも来場者は減ったが、大切なのは来場者の質だ。少ないながら質という意味では昨年と同じだという印象を持っている。

バッテリー内蔵のLED照明に注目集まる

ラピュタインターナショナル（石川県金沢市）

　美容・環境・エコ関連の貿易商社で、さまざまな商材を扱っており、年間では10回以上展示会へ出ている。この展示会は出展するのが初めて。バッテリー内蔵型を中心にLED照明を展示した。停電時、電源が供給されなくなってから内蔵のバッテリーで2～3時間は稼働できるものだ。市場にあまりない製品のため、注目されている。この製品の一番の顧客は原発。自衛隊や工場などでも使われている。

　扱う商品が多く我々だけでは販売店を回り切れないため、全国の代理店や取扱業者に力を貸してほしいと思って出展している。実際、出展した商品を見て足を止めてくれた代理店の関係者はいた。

地域の自治会関係者が関心示す

全国建設協同組合連合会（東京都中央区）

　中小ゼネコンの協同組合で、全国41の自治体が加盟している。初出展の今回は群馬県の協同組合が開発した、避難所などで簡易に段ボールの間仕切りが作れる『KAMIKABE』を紹介した。自治体の避難所などで採用してほしいと思っての出展したが、新型コロナの影響で遠方の自治体は来ていない。関東圏が中心だ。

　自治体以外では一般企業の関係者から、従業員のために間仕切りを備蓄したいとの声ももらった。災害時、最低限のプライベートを確保するものとして、特に女性が多い企業からの関心が高かった。そんな企業の総務担当者から、関心を持ってもらった。

「突き刺し防止」の手袋に高い関心

ダイコープロダクト（香川県さぬき市）

　初出展の手袋メーカー。『難燃』『耐熱』『突き刺し防止』など、いろいろな用途のワーキンググローブを展示した。消防、警察など公的機関の関係者や関連するする商社や代理店の関係者が主に来場してくれた。特に『突き刺し防止』の手袋は、縫製品でありながら突き刺しを防止するという、相反する機能を持ったものとして関心が高かった。

　かなりの手応えを感じている。これから市場に広めていきたい。さらに来場者からの意見をもとに、商品に改良を加えたいとも考えている。新型コロナの影響で来場者はもっと少ないと思っていたが、意外にも多かった。

ターゲットとなる代理店関係者が来場

埼玉通商（さいたま市）

　テントを企画・販売しており、10回以上出展している。今回は主に医療用とトイレ用のテントを展示した。ブース来場者は代理店の関係者が中心だ。扱うテントはアメリカ製で、代理店制度なので、取扱代理店を増やすことと、より多くの人に商品を知ってもらうことが出展の目的だ。

　新型コロナの影響があるとはいえ、来場者はいつも通りといった印象。コロナの影響で医療用のテントは関心が高い。名刺交換数は減っていて、例年の半分ほどだ。