「スマートファクトリーJapan」は製造工場向けの設備や装置などが集まる展示会だ。IoTやインダストリー4.0を搭載した情報管理システムなど最新技術が集まることから、例年多くの来場者が集まる。今年6月の開催では3日間で4万3169人が来場した。

　同展は『人手不足サポート』『設計・製造プロセス最適化』『IoT・AIソリューション』『ペーパーレス化対策』『蓄積データ解析・活用』の5つのコーナーで構成されている。今年は特別企画として『ブロックチェーン』関連コーナーも設けられた。

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発泡スチロール避難所を出品

小野田産業（静岡市）

　本業は建設業なのだが、2年前に開発した発泡スチロール製シェルターをPRするために出展した。災害のときに自力で避難所にたどり着けない高齢者や障がい者、子供に使用してもらう。メインターゲットは自治体なのだが、この展示会にはあまりいなかった。まずは日本で売り出し、いずれは海外でも売り出したい。実際、今もシンガポールやインドネシアから問い合わせがある。

　初日には、テレビ東京が取材に来た。突然で驚いたが、その日の夜の『ワールドビジネスサテライト』で放送され、翌日番組を見てくれた人が足を運んでくれた。防災に対して高い意識を持つ人がまだ少ないが、PRにはなったと思う。

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製造業者が多い展示会

スプリームシステム（東京都豊島区）

　店内の顧客の動線を分析するソフトを出品した。これまでは小売店向けをメインにしていたが、最近になって工場関連の顧客が増えてきたので、初出展した。会場は製造業の人が多かった。自社で工場を持っている人が多く、現場担当者から経営層まで幅広い属性の人がいた。

　IoTや見える化に課題を持つ現場担当者が多かった。ベテラン社員と新人社員の動きの違いを見たいなど、個人を特定するニーズを感じた。生産性向上や効率化に向けたサービスの一環として売り出していきたい。

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課題抱える現場担当者が多い

KIS（東京都港区）

　初めての出展で、既存の設備でもIoT化できるという提案をした。製造業の現場担当者や工場の責任者が多く、何らかの課題を解決するサービスを探しに来ていた。手応えは今後の営業次第だが、いろいろなニーズが聞けて満足している。

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さまざまな業種と出会えた

CAEソリューションズ（東京都千代田区）

　防災展に出展するのは初めて。データ解析やシミュレーションを出展した。

　消防関係者やゼネコン、サブコン、不動産、建設コンサルタントなどさまざまな人と出会えた。青海展示棟は立地もよく、きれいだった

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