中国人バイヤーは減少[口コミ]@東京インターナショナルギフト・ショー 前編

  • 2020/6/30

 日本最大級のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナルギフト・ショー」は、暮らし方から住まいをデザインする商材が集まる見本市「第7回LIFE×DESIGN」、地域のプレミアムフードが集まる食の見本市「グルメ&ダイニングスタイルショー」と同時開催された。東京オリンピックのインバウンド需要を見込んで関連商品を仕入れたい小売店などのバイヤーや、オリジナルグッズを求める企業の担当者などが多数来場した。新型コロナウイルスの影響か、中国人バイヤーの姿は少なかったようだ。


オリジナルピンバッジの需要高い

デザインアンドデベロップメント(東京都港区)

 オリジナルのピンバッジの製作を行っている。この展示会には10年以上出展している。来場者は代理店や商社、学校関連、大手や中小を問わず一般企業の関係者ら。小売店の関係者からも販売したいという声があった。今、オリジナルピンバッジを製作したいという企業は増えている。最近は国連が推奨するSDGsの17色が輪になったピンバッジの需要が高い。また、この時期は4月に向けて社章を作りたいという需要も多く寄せられる。その他、周年記念での需要もある。置き場に困る大きな記念品よりも、ピンバッジのように机の中で保管できるものが選ばれているようだ。最近は80周年、90周年、100周年を迎える企業が増えており、需要も伸びている。さまざまな組織から依頼が来ており、陸上連盟、保険会社、学友会、雑貨店の商品、マタニティを応援する会など幅広い。


オリジナルキャラクターの需要感じる

吉徳(東京都台東区)

 雛人形・五月人形メーカー。20回以上出展している。今回は東京オリンピック関連の雛人形や関連グッズなどを展示した。来場者は、既存のぬいぐるみを扱う問屋や小売店の関係者が中心。五月人形の需要は数年前まで横ばいだったが、ここ数年で下がり始めた。逆にぬいぐるみの需要は伸びている。特にラグビー日本代表や野球の侍ジャパンといった、コラボのぬいぐるみは人気だ。イベントに絡めたオリジナルグッズの売れ行きはいい。またオリジナルのノベルティを作りたいという一般企業の担当者の姿もあった。最近、OEMを依頼されるケースが増えている。一般企業からオリジナルのキャラクターのぬいぐるみを作りたいという声は多い。この展示会は北海道から沖縄まで日本全国から来場者がいる。思わぬ形でOEMにつながったこともある。飲食店やフィギュアメーカー、一般企業などさまざまだ。既存客とも情報交換ができる貴重な場だ。


環境に配慮した製品をPR

三和(東京都墨田区)

 不織布製品、和柄巾着、タオル、アメニティなどのメーカーで、10回以上出展している。来場者は商社や問屋の関係者が中心。観光協会の関係者らの姿もある。大手企業の来場は少なかった。今回は主に紙ストローと不織布のレジ袋を店舗向けにPRした。環境に配慮した製品は業界からの注目度も高い。昨年出展時は大手量販店から紙ストローの大量発注をもらった。この展示会の来場者はエンドユーザーが多いという印象。我が社は直接店舗と取引をするわけではないので、直に訴求できないのがもどかしい。


記念品や名入れの需要高い

ナガエ(富山県高岡市)

 3回目の出展となるダイカスト総合メーカー。今回は銅器の仏壇やかぶとなどを出展した。来場者は雑貨店などのバイヤーや経営層が中心。家具店や陶器メーカーから、取り扱いたいという声があった。需要は目新しいもの、市場にないもの。特にインバウンド需要向けに和風のものが好まれる。記念品や名入れの需要も多い。


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