健康志向高まり来場者層変化[口コミ]@BioJapan 後編
- 2020/2/20
甘酒の認知拡大狙う
会津天宝醸造(福島県会津若松市)
発酵食品の製造販売をしており、出展は3回目。5年前に玄米に含まれるオリザノールという栄養素に着目し、琉球大学と共同で開発した「玄米オリザーノあまざけ」の認知拡大と販売促進のために出展した。試飲を行ったところ、玄米好きや甘酒好きの人がブースに立ち寄った。一般的な甘酒と比べて単価が割高のため、小売店や代理店を通しての販売はしておらず、自社ECサイトでのみ販売をしている。そのため、認知されるのに時間がかかる。今後の課題は、商品の認知を広げ、販売数を伸ばしていくことだ。
健康・美容分野の来場増えた
Zenius(東京都目黒区)
海外の医療器具メーカーが商品開発をする際、商品化までの開発支援を行う。出展は3回目。以前は医薬メーカーの来場が多かったが、今回はその中でもジェネリック製薬会社やその関連業者が多く、健康・美容メーカーの来場者が増えた印象だ。海外メーカーの国内展開を後押しするのは、メーカーにはものづくりに集中してもらい、世界中の最先端技術の医療器具を日本国内で広めたいという思いからだ。
大学の研究機関やメーカーが来場
材料科学技術振興財団(東京都世田谷区)
製品開発や品質管理のための材料や製品の分析を受託する。対象は半導体や電子部品といった工業分野から医薬品、化粧品、バイオテクノロジーなど、多岐にわたり、今回は医薬・生体材料の分析事例を展示した。医薬業界以外にもバイオテクノロジーに注目している業界が増えており、より多様な材料の分析に対応できるよう、新しい分析機器を取り入れている。分析対象が多岐に及ぶことから、医薬・美容・健康メーカーや、大学の研究機関などがまんべんなくブースに訪れた。
医薬から健康業界まで多様
マリンナノファイバー(鳥取県鳥取市)
カニ殻に含まれる成分を基に作ったナノ素材「キチンナノファイバー」を、工業、食品、医療、美容向けに原材料としての提供するのに加え、スキンケア商品を自社ECサイトで販売する。化粧品メーカー10社に原材料を提供し、原材料の提供先開拓が出展の目的だ。これまで廃棄されていた大量のカニ殻を使用しており、資源の有効活用という点でも注目度が高く、メディアにも複数回取り上げられている。美容や健康関係の展示会にも出展しているが、この展示会では、医薬から健康業界まで多様な業界関係者と一度に会えるため、有意義に感じる。
CPhI Japan
2020/3/16(月)~18(水)
@東京ビッグサイト 西展示棟、アトリ)ウム)
主催:UBMジャパン、informa markets、化学工業日報社)
国際 ヘルス&ビューティグッズEXPO
2020/7/8(水)~10(金)
@東京ビッグサイト 青海展示棟)
主催:リード エグジビション ジャパン 国際化粧品展 大阪
2020/9/9(月)~11(水)
@インテックス大阪
主催:リード エグジビション ジャパン)
インターフェックスWeek
2020/11/25(水)~27(金)
@幕張メッセ
主催:リード エグジビション ジャパン