グランピング&アウトドア分野での出展増える[口コミ]@レジャー&サービス産業展 前編
- 2020/2/19
会期:2019年10月1日(火)・2日(水)
会場:東京ビッグサイト 西3・4
主催:綜合ユニコム
出展者数・小間数:150社・321小間
同時開催:レジャーホテルフェア
レジャー・サービス事業の最新設備機器、サービスシステム、施設開発などが一堂に会する専門展示会。「グランピング&アウトドア」分野での出展が増えており、遊休地や都市公園の利活用を目指す自治体関係者やホテル事業者が多数来場した。注目を集めたのは「分煙対策展示コーナー」。改正健康増進法で4月より、レジャー・集客施設では原則的に喫煙ブース以外では禁煙となる。このため分煙対策のサービスが多数展示された。
1日150人ほどが来場
ワック(東京都品川区)
遊園地やテーマパークのアトラクション設備の企画、販売、運営受託を行う。ブース来場者の多くはホテル業界やウインタースポーツ業界の関係者で、1日150人ほどだ。大型の恐竜の遊具やアイススケート場設置の需要が高まっている。
この業界は、20年前は3000億円規模だったが、今は7000億円規模に拡大している。インバウンド需要によるところも大きい。大型テーマパークの人気に引っ張られるように、地方の遊園地の業績も堅調に伸びている印象だ。
透明のドームテントに関心集まる
夢木香(名古屋市)
ログハウスメーカーで2回目の出展。ホテル業界やイベント企画会社、行政の関係者らが来場。集客できるツールを探している。透明のドームテント2種類を展示した。素材は樹脂とビニールで、多くの人に興味を持ってもらえた。
グランピング施設の需要 高し
スペースキー(東京都渋谷区)
アウトドアメディアの運営や関連用品の買取サービスを行う。来場者の多くは保有する遊休地を有効活用したい企業の担当者や自治体関係者だ。
我々はグランピング設備の提案、開発コンサル、設計企画、集客までをワンストップで手掛けており「グランピング施設を作りたい」という相談が多かった。想像以上に需要が高いことが分かった。
禁煙対応に追われる来場者多数
エルゴジャパン(東京都品川区)
オフィスやパチンコ店向け製品の輸入・販売を行っており、今回が初出展。来場者はホテル、カラオケ、ゲームセンター、パチンコなどの施設担当者が中心だ。喫煙ルームを展示したが、客の喫煙率が高いパチンコ関係者が興味を示した。
4月からは店舗などのレジャー・集客施設で喫煙ブースの設置が義務化されるので、対応に追われる担当者が多かった。特にパチンコ業界はなるべく席を立ってもらいたくないため、喫煙ブースを多めに設置したいという声が多いが、その場所の確保が難しい。我が社の製品は低コストで簡単に移動ができるのが特徴だ。1日100人以上と名刺交換ができた。ターゲット層と接触することができ、大きな手応えを感じる。