来場者の6割は決裁者[口コミ]@インテリアライフスタイルリビング 前編
- 2018/12/10
- インテリアライフスタイルリビング, ギフト・雑貨・文具, メッセフランクフルト, 家具・インテリア, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
会期:2018年11月14日(水)~16日(金)
会場:東京ビッグサイト 西1・2、アトリウム
主催:(一社)日本家具産業振興会、メッセフランクフルト ジャパン
出展者数:423社(国内342社 海外81社)
来場者数:1万7426人
ドイツの見本市を母体としたインテリア・デザイン市場のための国際見本市。春の「インテリア ライフスタイルリビング」は小物・雑貨がメインで、秋の「インテリア ライフスタイル リビング」は家具がメインだ。来場者は小売店、専門店、百貨店、量販店、通信販売、卸・問屋、輸出入業、商社、デザイン事務所、インテリアコーディネーター、設計事務所、住宅・建設・商業施設関連など多岐にわたる。 2018年春のデータによると、来場目的は製品情報収集43%、市況の動向調査27%など。来場者の買い付け決定権者の比率は6割に上る。
販売ルート増やしたい
塩川光明堂(静岡県静岡市)
ガラスやコレクションケースの製造販売を手掛けている。ブース来場者は既存客が多いが、住宅、ホテル、オフィス関連など、店舗販売以外のルートを増やしたいと思って出展している。ブース来場者は3日間で140人くらいだった。
異業種とコラボの可能性
丸三綿業(群馬県高崎市)
寝具の製造販売を手掛けている。新ブランド立ち上げを機に、数年ぶりに出展した。異業種のアパレルや雑貨、リビング関連の担当者と出会えた。前回は2小間に欲張って全製品を並べたが、反応は良くなかった。今回新製品に絞ったかいあって、前回よりブース来場者が増えた。
意外なニーズとしては、アパレル業界の方からブルゾンの中綿を探していると言われた。再生繊維「テンセル」に独自の加工技術で、綿が固まらずふんわりとした風合いを出せる。これを、今後アパレル分野にも応用できるかもしれない。
東急ハンズや高島屋の担当と知り合えた
P!NTO SEATING DESIGN(東京都港区)
オーダーメイド椅子を製造・販売している。顧客は百貨店、小売店、インテリアショップ、テレビ通販など。来場者は飲食店関連、コントラクト・建築関連の方々が目立った。ロフト、東急ハンズ、高島屋さんなどの担当者とも出会えた。今回は、前回よりも人が多い印象。3日間で300人がブースに来場した。
「ギフト・ショー」はさまざまな業界のバイヤーが来るが、この展示会はインテリアに特化しているので、求める層と来場者がかなりマッチしている。過去にはここで出会った建設系の企業に、新規オープンの商業施設に採用してもらったケースもある。
星野リゾートで採用
プラスティックス(福井県福井市)
春は小物の出展が目立ち、小売店やショップのバイヤーが多い。秋は家具の出展が多くて建築デザイナーや不動産関連、法人向け系が来る。数年前には星野リゾートの担当者と出会い、ホテルで採用された。今回はECサイトや都内のセレクトショップ、建設デザイン系の来場が目立った。