放送機器展からメディア産業展へ転換 @ Inter BEE

展示会名:Inter BEE 2018(第54回 国際放送機器展 2018)
会期:2018年11月14日(水)~16日(金)
会場:幕張メッセ 国際展示場1~8、イベントホール、国際会議場
主催:(一社)電子情報技術産業協会
併催展示会:DCEXPO デジタルコンテンツEXPO2018
主催:デジタルコンテンツ協会
出展者数・小間数:1152社・2054小間
同時開催:デジタルコンテンツEXPO

今年から「デジタルコンテンツEXPO」併催

 放送機器の展示会として開催されてきた「Inter BEE」が、ネット系のコンテンツ産業を取り込み、メディア産業のイベントに生まれ変わろうとしている。

▲ソニービジネスソリューションの庄野雄紀さんは「インターネット配信する映像クリエイターなど、企業ではない個人レベルの来場者も目立った」と話した

 今年から、(一財)デジタルコンテンツ協会が主催する「デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)」を同じ会場内で同時開催した。ユーチューバーをはじめ、ネットやSNSで活動するクリエーターと呼ばれる人が来場し、出展企業からは「学生をはじめ若い来場者が増えた」という話が聞かれた。

 大型LEDディスプレイに美ら海水族館を映したソニービジネスソリューション(東京都港区)のブースには、放送業界に加え、通信機器メーカーやクリエイターが訪れた。特に今年は放送業界外からの来場者増を実感し、DCEXPO併催の効果を実感できたようだ。

 日本マイクロソフト(東京都港区)は、AIを用いた動画配信ソリューションを展示した。5年前の初出展から継続して展示しているが、放送関係者のAIに対する本気度が年を追うごとに増しているという。出展者にもAIを展示するところが増え、裾野の広がりを感じていた。

 3年前から出展する日本気象協会(東京都豊島区)は、あらゆるメディアに向けて、気象情報システムをPRした。男女それぞれ専属キャスターを抱えており、その演出もアピールした。会場では「InterBEE」の正式名称である「国際放送機器展」の文字が一切見られなかった。主催の(一社)電子情報技術産業協会(JEITA・東京都千代田区)は、InterBEEという名称を意図して押し出しているという。メディアコンテンツ色を強く出したことで、テーマパークやアトラクション系の従事者も多く訪れた。

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