大麻草由来の成分CBDに注目集まる @Diet & Beauty Fair
- 2020/10/1
会期:2020年9月15日(火)〜17日(木)
会場:東京ビッグサイト 青海展示棟A・Bホール
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
出展者数:約200社
来場者数:12805人
美容・健康業界の展示会「ダイエット&ビューティーフェア」では、エステサロンやジムで販売するための商材に注目が集まった。化粧品製造販売の表参道美肌クリニックコスメ(東京都渋谷区)は、鉱物資源を含まず紫外線吸収剤を使わない日焼け止めをPRし、1日500個をサンプル配布した。来場者の多くは個人規模のエステサロンオーナーで、サロンで販売するために、価格が高くても説得力がある商品を探していたという。
協同乳業(東京都板橋区)は、10月に発売する男性をターゲットにしたヨーグルトを展示した。健康長寿をイメージさせる成分を配合しており、1日あたり300食分を用意した試食用のサンプルはすべてなくなった。「ジムの担当者から、会員への配布や、成分についてのセミナーを開催したいという相談を受けた。女性向けエステサロンの反応もよく、サロンで扱いたいという声があった」(上原崇さん)
鎮痛、抗不安、抗炎症作用に効果がある、大麻草由来の成分CBD(カンナビジオールも注目を集めた。天然由来原料から抽出した香料を製造販売するアロマトープ(東京都千代田区)の宮崎フォルティエ明日香さんは、来場した企業数社からCBD製品に添加する香りについての相談を受けたという。CBDのオイルや電子タバコを販売するワンインチ(東京都杉並区)のブースには、個人のエステサロンやジムのオーナーが集まり、デザイン性の高い電子タバコに関心を示した。「CBDに対する来場者の関心は高いが、消費者にはまだ知られていない。薬事法に注意しながら、マーケティングをどう行うかが課題だろう」(柴田耕佑代表)