金型の専門展 青海で開催[口コミ]@インターモールド 後編
- 2019/6/25
- INTERMOLD(インターモールド、金型加工技術展), 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 金属プレス加工技術展, 金属展
中国の景気の良さ感じる
榮製機(愛知県豊川市)
地元以外での知名度向上のために出展している金型メーカー。10回以上の出展を経て、出展者・来場者ともにアジア圏、特に中国人の増加を感じている。一昔前なら高い日本製品を見に来ているだけだったが、今はお金を持っている中国人が多く、直接売ってくれという来場者もいる。実際にインターモールドを通じて海外と取引をしたこともある。
来場者は製造業現場から開発、経営者層と幅広く、効率化と省人化をキーワードにモノを探している。ビジネスより情報収集目的であることも多い印象だ。
営業や調達部門の来場目立つ
エイト(大阪市)
10回以上出展している六角レンチメーカー。東京でJIMTOFがある年は大阪のインターモールドに出るなど、毎年エリアが被らないよう工夫して出展している。
現場の人が多いメカトロテックジャパンやJIMTOFに比べ、この展示会は営業や調達部門の担当者が多いため、集客では劣るもビジネスにつながりやすい。現場の人は平日は仕事で来られないため、土曜日に来場する傾向にある。水・木のブース来場者数は200~300人だったが、金・土であれば500人を超えるイメージだ。
業界内のトレンドはクロムフリー製品。従来の製品によく使われていたが、強い毒性や発がん性物質を含むことがわかり、国内外問わず規制の動きがあるからだ。
金型業界一斉に集まり満足
ミスミ(東京都文京区)
設計から製造までを3Dデータでつなぐ、ものづくりプラットフォームを展示。ブランド力をさらに強めるために出展を決めた。働き方改革や業務効率化の流れで、我が社の商品も注目度が高かった。
来場者は金型関連をはじめ、大手の設計・製造に携わる人もいた印象だ。金型に特化した展示会はここだけなので、金型関連の人が一斉に集まる点は魅力だ。
現場の来場者は少なめ
浪速鉄工(大阪市)
工業用ボルトやナット、フックなどを製造・販売している。今年は場所が変わったせいか、例年に比べて来場者が少ない気がする。ターゲットは製造現場の人や工業系の人で、特に工場長など現場で権限のある人に来てほしいのだが、あまり見てくれる人がいない。目を引くブースが大事なのかもしれないし、もしくは昔から同じ商品で毎年出展しているので飽きられた可能性もある。
この展示会は平日仕事の現場の人は来られないことが多く、営業や経営層がふらっと来るような印象だ。名刺交換枚数は1日20~30枚ほど。
プレス・板金・フォーミング展
2019年7月31日(水)~8月3日(土)
@東京ビッグサイト 西1・2、南1・2
主催:(一社)日本鍛圧機械工業会、日刊工業新聞社
表面改質展
2019年9月4日(水)~6日(金)
@パシフィコ横浜
主催:日刊工業新聞社
メカトロテックジャパン
2019年10月23日(水)~26日(土)
@ポートメッセなごや 1~3号館
主催:ニュースダイジェスト社
機械要素技術展(日本ものづくりワールド内)
2020年2月26日(水)~28日(金)
@幕張メッセ
主催:リード エグジビション ジャパン
JIMTOF
2020年12月7日(月)~12日(土)
@東京ビッグサイト
主催:(一社)日本工作機械工業会