高齢者支援サービスの情報集まる[口コミ]@東京ケアウィーク 前編
- 2019/3/10
- CareTEX(ケアテックス・ケアウィーク内), ブティックス, 医療・介護, 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
会期:2019年2月6日(水)~8日(金)
会場:東京ビッグサイト 東1~3
主催:ブティックス
出展者数:550社
併催:介護用品展、介護施設産業展、介護施設ソリューション展、健康長寿産業展、介護テクノロジー展、超高齢社会のまちづくり展
介護・健康から先端技術、まちづくりまで、高齢者の支援サービスに関する情報が集まる。介護用品展、介護施設産業展、介護施設ソリューション展、健康長寿産業展、介護テクノロジー展、超高齢社会のまちづくり展の6展で構成される。介護施設関係者、在宅介護事業者など介護現場の担当者のほか、メーカー、公務員などが来場した。会場では、東京都の小池百合子知事が「超高齢社会の東京のありかた」をテーマにセミナーに登壇した。
一日で名刺交換80枚
コロナ(新潟県三条市)
昨年と一昨年は、来場者は初日が多かった。今年は初日が少なくて2日目が多い。主催者に聞いたら、今年は週末が3連休なので、それに合わせて地方の人が最終日に来るケースが多いということだった。
今回の来場者は介護現場で働く人が目立った。来場者が興味を示すのは、業務用加湿器「ナノフィール」だ。これ一台で加湿・消臭・除菌・空清が可能になる。だいたい一日で名刺交換は80枚くらい。
想定違いの来場者 反響なし
トラストレックス(大阪府吹田市)
健康関連の商品を扱う。来場者は健康志向ではなく介護施設関連が中心なので、次回は出ない。介護現場は日々の業務に忙殺されている。先日、健康測定器を施設に導入したが、人手不足で扱う人がいないと聞いた。
狙い通りの来場者層と出会えた
大里(さいたま市)
ホームセンターにネジやクギを卸す。注目を集めたのは、人さし指用のサックの先っぽが鉛筆になっている商品。握る動作が難しい人のために作られた。遺言書などにサインできるようにインクタイプが欲しいと言われた。他にまひで片手しか使えない人向けの、片手でボタンを掛けられる補助グッズも人気。
手芸イベントのニーズは高い
日本ヴォーグ社(東京都中野区)
手芸関連の老舗出版社。手芸教育に力を入れており、介護施設でのレクリエーションとして提案するために初出展した。来場者は現場で働く人が多く、評判は上々。ただ、多くの人は決裁権を持っていないため、追って商談をしていきたい。
提供するのは、手芸の講師と材料などのパッケージ。安全に配慮して、先が丸いとじ針を使うこともある。最近は、ビーズも人気だ。ビーズをひもに通すのではなく、台紙に接着剤で貼り付けてさまざまな図形や模様を作る。タイに介護施設を作る予定があり、現地の人に手芸を教えてほしいという要望もあった。