幅広い業界から出展[口コミ]@ファベックス 後編
- 2019/6/25
- FABEX(ファベックス), ハラール, 東京ビッグサイト(東京国際展示場), 食品・飲料
インバウンド向けメニューの相談あり
アジテック(岩手県北上市)
2006年から出展している業務用調味料専門メーカーで、今回は国産大豆100%使用の無添加大豆ミートを展示した。
この展示会はベジタリアンやビーガン、ハラールなど宗教的背景を持つ訪日外国人向けの食材を探す来場者が多い。年々商品への問い合わせが増加していて、相談内容も変わった食材への興味から具体的なものに変化している。たとえばカフェからは訪日外国人向けメニューを作りたいという相談があった。
3日間で100社以上がブースに来場した。うち10社程度と具体的な商談になりそうだ。
乾燥野菜への抵抗薄まる
アスザックフーズ(長野県須坂市)
フリーズドライ・乾燥野菜の製造開発販売メーカーで、出展は9回目。主に即席麺やみそ汁の具材を製造していたが、外食関連などの新規取引先開拓のため、出展を始めた。3日間で400人が来場、具体的な商談に結びつきそうなのは20社程度で、手応えはいい。
今回、外食・イートイン・介護業界などが、調理現場での人手不足に困っていた。時短のため副菜だけなどピンポイントで取り入れたいそうだ。みそ汁の具材としてのニーズが多いが、デザート用フルーツへの反応もいい。以前は乾燥野菜に対する抵抗感のある人が多かったが、近年は薄まってきたようだ。
中食業界と接点持てた
ユニテックスフーズ(東京都中央区)
総菜・中食業界と接点を持ちたいと思い、今回初出展した食品素材メーカー。初日は50~60人と名刺交換し、うち10件ほどと商談に結び付きそうだ。
今回PRした増粘多糖類を使用した品質改良材に対し、コンビニや総菜メーカーから調味料の染み込み防止、総菜の離水防止などについて相談を受けた。ポテトチップスを触ってもべたつかないようにしたいという相談については、現在商品はないが、ポテトチップスを箸で食べる層に需要がありそうなので、今後の商品開発のヒントになった。
抹茶への注目 海外からも
小柳津清一商店(静岡市)
すでに10回ほど出展している製茶専門店で、今回は溶解性に優れた粉末茶をPRした。カフェなどの飲食店から抹茶メニューに取り入れたいという相談が多かった。特に注目されたのは水に溶けやすい抹茶だ。溶解性が悪いとダマになったり、色が悪くなったりすることがあるが、溶解性が高いとダマにならず抹茶ベースを作ることができる。特に抹茶をメニューに取り入れたい人たちは、すぐにいい状態になるものを求めていた。
試飲の効果もありブース来場者数は500~600人、うち具体的な取引につながりそうなのは10社ほど。オーストラリア、グアム、ベトナム、タイからの来場者からも相談があり、抹茶は世界中で注目されていると感じる。
食品開発展
2019年10月2日(水)~4日(金)
@東京ビッグサイト 西1・2 アトリウム
主催:UBMジャパン
国際ホテル・レストランショー
2020年2月18日(火)~21日(金)
@幕張メッセ
主催:(一社)日本能率協会、/(一社)日本ホテル協会 他
リテールテックJAPAN
2020年3月3日(火)~6日(金)
@幕張メッセ
主催:日本経済新聞社
フランチャイズ・ショー
2020年3月4日(水)~6日(金)
@幕張メッセ
主催:日本経済新聞社
福利厚生EXPO(総務・人事・経理Week内)
2020年4月15日(水)~17日(金)
@東京ビッグサイト 青海展示棟 A・B
主催:リード エグジビション ジャパン
ifia JAPAN(国際食品素材・添加物展)
2020年4月22日(水)~24日(金)
@東京ビッグサイト 青海展示棟 A・B
主催:食品化学新聞社