「ベーカリーチャイナ」との規模差にがくぜん
遠藤孝商店(新潟県燕市)
製菓・製パン用品の商社。昨年、中国の展示会「ベーカリーチャイナ」に行ったら展示会規模が5年前の数倍に膨れ上がっていた。世界各国のメーカーがこぞって出展していた。一方、「モバックショウ」は昔に比べて出展者が減っている。あまり時間がかからずに一周できる。本当はもっと出展してほしい。
実は海外展開したいが、海外から輸入している製品もあり、書類を作るだけでけっこうな経費がかかるのでやっていない。しかし日本市場がこれだけ冷えると考えざるを得ない。
洋菓子店のLED需要に手応え
プリンス電機(横浜市)
施設・機器用照明の専門メーカーで、ショーケースに陳列された食品が奇麗に見えるように照らすLEDに強みを持つ。初出展の今回はパン店や洋菓子店のオーナーやパティシエが多数来場した。
LEDは蛍光灯よりも色鮮やかに見えるので、食品をおいしそうに見せることができる。老舗店のオーナーもLED照明の見栄えに驚いていた。
最近は光を当てるだけでなく、商品に合わせた照明にすることで購買意欲を高める工夫もしている。ショートケーキのイチゴの赤を強調したり、秋ならばモンブランやチーズケーキがおいしく見えるように若干、黄色みの強い光を当てたりといった工夫だ。
海外来場者の増加を感じる
三協(埼玉県志木市)
海外の来場者が多い。年々増えており、通訳を用意しなければならないと思う。3割以上は海外の来場者だった。中華圏が中心で、欧米の人は来ていない。
来場者が求めるのは節水や省エネだ。新商品がない分野だから、マイナーチェンジを繰り返して顧客ニーズに応える必要がある。
海外から団体で来場
マサミ産業(埼玉県川口市)
製菓機械・食品機械の製造販売を手がけている。ここは昔から外国人来場者が目立つが、今回は特に多かった。海外の工場長や現場で働く社員がまとめて人くらいで来ているのだろう。国内の来場者は既存客がメインだった。
来場者のニーズは機械化。菓子作りの職人の世界では後ろ向きの人も多いが、人手不足によって機械化しないと品質が保てないという声を聞く。
製菓機械のトレンドはプリントクッキー。可食インクでクッキーの表面に自由に印刷できる。タルトの機械もニーズがあり、扱うコンビニも増えた。
ファベックス
2019年4月7日(水)~19日(金)
@東京ビッグサイト 西1~4
主催:日本食糧新聞社
フードストアソリューションズフェア
2019年7月4日(水)・5日(金)
@インテックス大阪1・2
主催:日本食糧新聞社
P&B JAPAN
2019年7月22日(月)~24日(水)
@東京ビッグサイト 青海展示棟B
主催:日本イージェイケイ
食品工場自動化・安全機器展
2019年10月16日(水)~18日(金)
@インテックス大阪
主催:日刊工業新聞社
スーパーマーケットトレードショー
2020年2月12日(水)~14日(金)
@幕張メッセ
主催:(一社)全国スーパーマーケット協会