出展者の口コミ、前編はコチラ


QRメニューに飲食大手が関心

アルジー(東京都港区)

 アリペイやウィーチャットペイに対応したQR決済システムを提案した。来場者の中心は飲食店、宿泊施設関連の方がほとんど。個人運営の店舗から、大手飲食チェーンの担当者まで幅広く出会えた。

 新商材としてQRメニューも出展。スマホで読み取ると、多言語化したメニューが表示される製品で、金額やハラール対応などの情報も入力できる。アプリ内で注文と決済が完了するので、オーダーを取りに行ったり会計したりする時間を省くことができる。ゼンショーの担当者が興味を持ってくれた。来場者は1日70人ほど。チラシは1日600枚配った。


ハサップ義務化に小規模事業者は関心薄

オーヤラックス(東京都千代田区)

 殺菌・消毒剤の製造販売を行っている。レストランや給食関連、保育園や病院関連の食品衛生の担当者がブースを訪れた。新規の人は少なく、来場者数は「国際福祉機器展」の方が多い。

 世界的な食品衛生管理システム「HACCP(ハサップ)」が義務化される動きがあるが、小規模事業者はそこまで手が回っていない状況だ。

 ハサップとは危害分析に基づく重要管理点を定める管理手法で、目的は微生物汚染や異物混入の防止。食中毒の発生は6割が飲食店で、件数はずっと横ばいでなかなか減らない。調理器具の洗浄、消毒を徹底する必要がある。


中食ニーズの伸び感じた

不二精機(福岡市)

 出展者では外食よりも中食関連の出展者が増えている。来場者のニーズは省人化、省力化に尽きる。我が社の機械のニーズも伸びている。

 来場者は大手企業から個人店まで幅広い。現場の人も経営層の人もまんべんなく来ている。海外から来た人の姿も目立ったが、我が社のブースでは例年よりも少ない気がした。

 来場者の注目を集めたのは、最新のご飯盛り付け機だ。


自動チェックイン機は興味薄

日本システム開発(大阪市)

 昨年、ITゾーンで出展したところ、ものすごい人数が集まった。今年は「次世代技術EXPO」ゾーンに出したが、最も奥の東7ホールだからか、ブース来場者が減った。昨年は4日間で約800人がブースに来たが、今年は600人前後になりそう。

 出展した自動チェックイン機は事前に氏名などの情報と顔写真をスマホに登録しておくと、顔の画像と照合するだけでチェックインできる。フロントで個人情報を手書きする必要がない。市場に出始めて2~3年たつが、無人端末にはまだ興味が至っていない状況だ。一方でキャッシュレス決済はすぐにでも導入したいという人がたくさんいた。

出展者が挙げた競合展示会
FOOMA JAPAN
2019年7月9日(火)~12日(金)
@東京ビッグサイト 西1~4・アトリウム、南1~4
主催:(一社)日本食品機械工業会

居酒屋産業展(外食ビジネスウォーク内)
2019年8月27日(火)~29日(木)
@東京ビッグサイト 南1~4
主催:外食ビジネスウィーク実行委員会

国際福祉機器展
2019年9月25日(水)~27日(金)
@東京ビッグサイト西・南
主催:(一財)保健福祉広報協会

レジャー&サービス産業展
2019年10月1日(火)・2日(水)
@東京ビッグサイト 西3・4
主催:綜合ユニコム

デリカテッセン・トレードショー
2020年2月12日(水)~14日(金)
@幕張メッセ
主催:(一社)全国スーパーマーケット協会

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