大栄フーズ、台湾へ出展 熱心な現地バイヤー多数【海外展示会挑戦記】
- 2018/10/16
- FOOD EXPO(香港フードエキスポ), ジェトロ(日本貿易振興機構), 農畜水産, 食品・飲料, 香港
▲熱心なバイヤーが多く日本以上の盛り上がりを感じた
大栄フーズ(神奈川県相模原市)
@Food Expo2018(香港)
海鮮珍味の加工メーカー、大栄フーズ(神奈川県相模原市)は、香港の「Food Expo2018」のジェトロブースに出展した。日本政府が和食の輸出を推進していることもあり、食品や酒造メーカーをはじめ、あらゆる食品会社が出展していた。
村井幸司課長は、熱心な現地バイヤーが多く、日本以上の盛り上がりを感じたという。来場者は地元香港のシェフや飲食店経営者、卸業者などだ。シンガポールのほうが国際的で、同じ食でも来場者はアジア全域をはじめ欧米からも訪れている。「今はどの地域でも日本食が人気」(村井課長)
30年前に海外展開を始め、現在では海外展示会には年間4~5回出展する。取引をスムーズにできるよう、ハラールやEUの認証も取得し、万全の体制を整え臨んでいる。今では年商40億円のうち3割を海外で売り上げており、主な販路はアメリカ、オーストラリア、中東・アジア全域と広範囲にわたる。主力は中国くらげと、とびっこで、その他もシーフード製品がメインだ。
ジェトロブースの出展料は1コマ25万~30万円ほどだ。ジェトロを通すと出展料は安価だが、抽選に漏れることもある。場合によっては海外展示会に自社ブースで出展するなど、会場によって使い分けている。