▲人工心肺装置と気管切開チューブを主軸に展開する
泉工医科工業(東京都文京区)
@MEDICA(独)
医療機器メーカーの泉工医科工業(東京都文京区)は海外展開6年で、年商200億円の1割を売り上げる。アジア各国の医療機関から問い合わせを受けるようになったことがきっかけ。もともと引き合いの多かった人工心肺装置と気管切開チューブを主軸に代理店を通じて販売する。売り先は台湾、韓国、中国などアジアが中心だ。
世界最大の医療機器の展示会「MEDICA」(独)には、海外展開を始めてから連続出展する。タイやシンガポールの展示会にも出たが成果が上がらず、最近は集客力のある「MEDICA」にのみ出展する。日本の展示会との違いは「代理店の来場が多く、すぐ商談につながること」(国際事業室・相川真秀さん)。昨年は中東の医療系企業2社と商談ができた。
社員5名と現地通訳1名で参加した。渡航費や6日間の滞在費、ブース代など含めて約400万円かかった。