風合い計測のカトーテック 信頼を得やすいのがメリット【海外展示会挑戦記】
- 2018/8/9
▲カトーテック(京都市)河内敬部長
カトーテック(京都市)
人がモノに触れたときの質感を客観的な数値データに置き換える「風合い計測」専用の測定器を製造するカトーテック(京都市)は、8年前に海外展開を始めた。当初は、海外の代理店に対してメールや電話で接触を試みたがうまくいかなかった。展示会に切り替えると代理店とつながることができた。「国にもよるが、展示会以外の方法で連絡を取るのは難しい」(河内敬部長)。今は、風合い計測機の売り上げ5億円のうち、半分が海外だ。代理店も中国、韓国、台湾、インド、パキスタンに広がる。
「アジアで実績を作ることができた。今後はアメリカの市場を開拓する。海外展示会は、相手企業がこちらを信用してくれやすい」(河内部長)
風合い計測とは?
人が風合いを見分けるときに行う「なでる」、「引張る」、「折り曲げる」、「指で押す」といった動作。
そんな風合いを見分けるときに行う動作と感覚を、精密な測定装置に再現して、主観的であいまいだった物性判断をだれもが共有できる客観的な数値というデータに置き換えること。それが、風合い計測の技術です。引用元:主観的な感覚を客観的なデータヘ(https://www.keskato.co.jp/tm/)