▲採用・求職サービスへの参入を発表したばかりのグーグルも出展した

企業の総務部門に関わる商品を集めた展示会「総務・人事・経理ワールド」が、7月26~28日、東京ビッグサイトで開催された。主催のリードエグジビションジャパン(東京都新宿区)によると、7月26~28日の会期中に訪れた来場者は4万5384人で、東4~6と8ホールに750社が出展した。

「働き方改革」実例探す来場者

総務・人事・経理ワールドは7つの個別展により構成された。メインは人事・労務、教育、採用に関わる商品が集まる「HREXPO」だ。エン・ジャパン、ビズリーチ、マイナビなどの採用大手のブースに並び、人材サービスへの参入を発表したばかりのグーグルも出展した。

働き方改革をテーマにしたブースが多かったのは社内環境や、業務の枠組みそのもの担うシステムを集めた「ワークスタイル変革エキスポ」だ。時間や場所の制約を受けないテレワークの実現が、今年のキーワードだったようだ。出社しない社員向けの勤怠管理や業務共有システムを展示する企業がや、自社のテレワーク実例を紹介する企業も多かった。

企業向けのチャットツールを提供するChatWork、トークノート、LINEWORKSなどのITサービス企業も出展した。若手ビジネスマンの間では認知度の高いこれらのサービスだが「当社について全く知らない大手企業の方から、仕事でのチャットの活かし方について解説を求められ、商機が膨大に残されていることを確認した」(トークノート担当者)といった声が聞かれた。

▲働き方改革を掲げるブースが目立った

一方で、「省エネ・節電」「オフィス防災」「オフィスセキュリティ」といった展示分野の出店者からは「出展企業の数が減った」という声が聞かれた。他の個別店に比べ歴史があることから、顔ぶれが固定化されつつあるようだ。

システム更新前に来場

来場者にも話を聞いた。社員300人の労務を一人で仕切るあずみさん(仮名)は「労務管理システムの更新を控えており、各社の話を聞きに来た」と話した。大方検討商品は絞っていたものの、初めて話を聞いた企業の中にこれまでにない手応えを感じたようだ。「一度導入したら、引き返せないので、慎重に進めている」ということだった。

今年から住宅ローン専門の金融機関の総務に転職した山川さん(仮名)は転職前から4年連続来場している。今年は「査定に関する人事制度を変える必要があり、ヒントを探しに来た」ということだった。

また、大手採用エージェントの経営企画部に所属する古田さん(仮名)は、新規事業を立ち上げるため、競合他社の視察にやって来た。「国内の採用サービスは価格の叩き合いになっており、成長の余地は少ない」と言い「ベトナムの若者と日本企業をつなぐサービスに興味を持った」と話した。


国際イベントニュース 編集長 東島淳一郎国際イベントニュース編集長 東島淳一郎

2009年全国賃貸住宅新聞社入社。劇団主宰者から銀行勤務を経て30歳で記者に転身。7年間の記者生活を不動産市場で過ごす。2016年9月、本紙創刊とともに現職。

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