海外出展社増により来場者も拡大 @フランチャイズEXPO
- 2016/11/19
- アメリカ(北米), フランチャイズEXPO, 東京国際フォーラム, 流通・EC・店舗, 食品・飲料
会期:2016年10月18日(火)~19日(水)
会場:東京国際フォーラム 展示ホールE2
主催:フランチャイズEXPO実行委員会(アイデアリンク内)
来場者数:4582人
ウェブマーケティングのアイデアリンク(東京都品川区)は10月18~19日、東京国際フォーラムで「フランチャイズEXPO」を開催した。今回は初の試みとして、全米最大級のフランチャイズイベント「International Franchise Expo(インターナショナル・フランチャイズEXPO)」を運営するMFV Exposition(アメリカ・ニュージャージー州)とI Fujita インターナショナル(アメリカ・カリフォルニア州)と提携して開催された。
独立を目指すサラリーマンや新規事業を探す企業など4582人が来場した。同イベントはこれまで個人の来場が多かったが、今年は日本未上陸の海外フランチャイズ本部の出展も多かったことから、法人客が増加したという。
特に注目を浴びたのは、アメリカで展開するフランチャイズ本部だ。2009年にフランチャイズ展開をはじめたトランポリンを使用したフィットネスブランド・SKY ZONE(アメリカ・カリフォルニア州)や、ロブスターのファーストフードチェーン、ロブスターミー(アメリカ・ネバダ州)など、計16社の海外フランチャイズが出展した。
アイデアリンクは「2社と提携して開催したことで、これまで以上に新規のフランチャイズ本部を集められた。特に日本未上陸のチェーンは、出店時にメディアからの注目を集めやすいため、加盟者もいち早く情報を集めたいと考える」と語った。
アイデアリンクはフランチャイズ本部への資料請求サイト『フランチャイズの窓口』を運営しており、106社が登録している(10月19日現在)。同イベントは、事業について加盟希望者と直接話をできる場として、出展社から好評を博している。
海外企業の出展ニーズ高まる【主催者に聞く】
アメリカのフランチャイズ本部による日本進出ニーズが高まっている。特に外食チェーンはこれまで以上に意欲が高い。
日本はフランチャイズ市場の規模が大きく、アメリカに次いで世界2位と言われている。衛生環境が高く、勤勉であることから、海外フランチャイズ本部から見ても安心して出店できるというイメージが強いようだ。
問題は言語だ。加盟希望者が英語に精通していないと商談が進まない。フランチャイズ本部が日本語に精通するスタッフを用意することは難しいので、加盟者側が通訳を用意しなければならない。
来場者からも海外の情報を知りたいとの声が多く、今後のイベントは海外出展者をいかに集めるかが鍵となるのではないか。
国際イベントニュース 編集部 長谷川遼平
2012年入社。賃貸住宅に関する経営情報紙『週刊全国賃貸住宅新聞』編集部主任。起業・独立の専門誌『ビジネスチャンス』にて新市場・ベンチャー企業を担当。民泊やIoTなど、新産業を専門に取材。