新型コロナ対策に関する成分や商品に注目集まる @食品開発展

  • 2020/12/1
展示会名:第31回 食品開発展 2020
会期:2020年11月16日(月)~18日(水)
会場:東京ビッグサイト
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
出展者数・小間数:400社・630小間
来場者:2万1283人
出展者層:調味料・発酵素材メーカー、健康食品メーカー、健康食品・化粧品OEM、防護服メーカー、検査機関
来場者層:食品・飲料メーカー、健康食品メーカー、商社、イベント会社 構成展:Hi Japan(ヘルス イングリディエン ツジャパン)、FiT Japan(フード・テイストジャパン)、S-tec Japan(セーフティ & テクノロジー ジャパン)、LL Japan(フードロング ライフ ジャパン)

 健康、美容、品質保証に関わる食の展示会「食品開発展」では、免疫力向上の効果がある成分に食品、健康食品メーカーの注目が集まった。

 調味料、医薬品製造のヤマサ醤油(千葉県銚子市)は、機能性・旨味を含んだ成分ヌクレオチドを展示した。これまでは調味料に使用している旨味部分が着目されていたが、今回は機能性を活かした使用法のPRのために初めて出展した。高齢者向けに認知力や運動力の向上に使用されることを想定していたが、最近ではコロナ対策で免疫力向上機能が注目されている。「健康素材を探しているOEMメーカーや、高齢者向けの新しい素材を探しているメーカーなど80社と、予想以上の数の会社が来場した。」(中川原康介さん)

 牡蠣の成分製造の日本クリニック(東京都千代田区)では、牡蠣に含まれている亜鉛が注目を集めた。免疫力の向上効果があり、コロナ以降、問い合わせが増えている。原材料探している食品メーカー、ドリンクメーカーなどが来場した。「じっくり話をしたのは数社もおらず、思ったより少ない。」(成島嘉希さん)

 はちみつ製造・販売の秋田屋本店(岐阜県岐阜市)では、コロナによる健康意識の高まりで、はちみつの需要が伸びている。また、抗菌作用があるプロポリスが良いとメディアが報道したことより、プロポリスの需要が増え、プロポリス飴の売上が伸びた。食品関連メーカーが1日100社訪問した。

 健康食品・清涼飲料水の企画・開発のミリアグループ(東京都中央区)では、3月からコロナの影響で、CBDやリラックス効果がある商品が注目されている。テレワークや、外出自粛により室内で運動する人が増え、プロテインなどタンパク質系のものを作れないかという問合せが増えた。最近では輸送費の上昇により、紙パックでの軽量化や小型化など、輸送しやすいものが求められている。食品メーカー、健康食品メーカーが100社来場した。

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