オミクロン株拡大で、外国人旅行者の受け入れを停止 @タイ・バンコク【1月5日/新型コロナウイルス 世界の反応・現地レポ】

▲コロナ前は観光客の姿が多く見られた王宮周辺はまだ静かなままだ

 新型コロナウイルスのオミクロン株が蔓延(まんえん)している影響で、タイ政府は12月21日から外国人旅行者の受け入れを一時停止した。入国は渡航許可を受けた人のみに制限され、入国後は7日間の自己隔離と、2回のPCR検査が必要だ。

 オミクロン株への感染者は、1月4日時点で2062人確認されており、内訳は入国・帰国者が1105人、国内感染が957人だ。政府は、状況が悪化した場合は、1日あたりの新規感染者は3万人、死者は170~180人、沈静化までに3~4カ月かかるという見通しを発表した。オミクロン株のほか、デルタ株など従来型の感染が拡大している県もあり、再び規制を強化している。

 タイは外国人の受け入れを、2020年夏からビジネス目的の渡航に限定して再開した。2021年11月からは旅行者の入国も許可し、ワクチン接種の完了者に対しては、入国後の自己隔離を免除していた。しかし、12月には同制度で入国した外国人の4分の1が、オミクロン株に感染していたことが発表され、政府は外国人の入国を一時停止することを決めた。

 タイ観光・スポーツ省の発表によると、2021年11月に入国した外国人は9万人以上で、前月と比べて350%増加した。国籍別ではドイツ、アメリカ、イギリス、ロシア、フランスの順に多く、日本は11番目で2238人だった。コロナ前に最も渡航者の多かった中国は、日本人より少し多い2328人にとどまった。

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